同い年の「ドジっ娘リーダー奮闘記」を読みましたよ。
わたくしがこのオルタナブログの仲間入りをさせていただいたのが6月1日からになるのですが、始まる前にばんちょ~こと鈴木さん(オルタナブログの管理をされている担当者さん)にお会いした時、こんな話になって驚きました。
高木「実は6/24に本が出ることになりまして。あの豚組の中村さん(@hitoshi)さんも同じ日なんですよぉ。6月の後半は、本当に出版物が多いみたいですね。」
鈴木「あ、今度豚組に初めて行くんですよ。楽しみ!ところでわたしも24日に出しますよ。」
高木「・・・・・・え!」
あまりにもサラっと言われたので一瞬何だかわからなかったのですが、ITmediaエンタープライズの人気連載コーナーが、書籍化になるらしい。そこで原作の小俣さんと組んで編集されてたのが鈴木さんだったのです。
中村さんも鈴木さんも最近お会いしたばかりなのですが、書籍が同い年(というか同じ誕生日)というのは、わたくし的には(勝手に)かなりシンパシーを感じるところで、早速本を交換して読み合うことに。
(しかもわたくしの新刊キャンペーンに、景品としてもご提供いただいちゃって、恐縮しきりであります。)
・・・うーん、わたくし的には、かなり頭の痛い本ですね。
というのは、わたくしがずーーーっと逃げている分野の指南書だからです。
実はわたくし、大学を出てから、一応希望を持って大きな会社(といっても中堅商社ですが)に入社したものの、図体のデカさゆえの「社内営業」「根回し」というものに嫌気がさしてしまい、つまりやりたいことも上の承認を得ないと何も出来ないし、結局上司の覚えのいい者が取り立てられるというコテコテの構造に突き当たり、飛び出した口なのです。(もちろん、大きな会社がダメというわけではなく、わたくしがそれに対応できなかっただけのことです。)
また、新人の教育といえばOJTがメインで、自分の下に後輩が入っても、(ちょっと変わった子だったこともあり)うまく育ててあげられず、人の上に立つことの限界を早くも感じてしまい、「自分はリーダーには向かない、、、」と思ってしまったことも転職の理由のひとつです。
つまり、大きな組織の中で働くことが、実は苦手なのかも?と悩んだまま、答えを得ずに今の小さな会社(株式会社つばめや=渋谷の老舗文具店)に来てしまったのです。
非常勤の役員を含めて7人(実質5人)しかいない小さな会社ですので、コチラは楽でした。
何か企画したいときは社長に言えばそれでOK。
小さなことでしたらそれすら必要ありません。おかげさまでノビノビと好きなことばかりさせていただいた感じです。
そんな会社でぬくぬくとしていたわたくしにとって、この「ドジっ娘リーダー奮闘記」は、あの頃を思い出すに十分すぎるトリガーでした。
IT起業の新人リーダーしんこちゃんがチームの雰囲気作りを考えるところから、頼りの先輩が栄転することになり、ひとり立ちするまで、もうすべてがわたくしに欠けていることばっかし!
しかも、わたくしの少ない経験上でも、「あー、こういうことってあるよねぇ。」という事例が目白押しです。
世のリーダーさんたちは毎日こうして悩みながら頑張っているのだなーと、しみじみ拝読いたしました次第です。わたくしもいつまでも逃げてはいられないなぁ。ふぅ。