パーソナルブランディングの果てには起業があるのか?
本を出した頃から、よく「高木さんは独立しないの?」って聞かれます。
答えは「いえ、まだですねー。」です。
確かに世の中起業ブームみたいなのは感じますが、勢いだけで独立・起業されている方を見ると「えええええ!すごいなおい。」って思っちゃいます。
何を根拠に、「食っていける!」と判断されているのか、本当に不思議な方、結構たくさんお見受けしますもの。
まぁ、自分ひとりなら、頑張れば何とかなるのかも知れませんが、子供が結構大きくてお金もたくさん必要とか、社員を雇っちゃったりとか、そういうこと考えただけでお腹いっぱいになります。(笑)
どうやらわたくしなんかは、筋金入りのサラリーマンなのかも知れません。
もちろん、「機」が熟したら、独立するだろうなとは思っています。
自分でどうしてもやりたいことが出てきちゃって、今の会社の守備範囲ではどうしても受け入れてもらえない事業だったら、自分でやるしかないですもんね。
いや、その前に共同で立ち上げてくれるパートナーを探すかな。
それも、現業をきちんとされてて、新しい事業をする余力のある会社の社長さんの理解を100%得ての共同事業。雇われ事業部長みたいな形でも全然構いません。
・・・やはりわたくしは根っから起業家向きではないようです。(笑)
でも、そういうパートナーもいなくて、それでもやはりこの仕事をやりたい!おれがやらねば誰がやる!というくらいのモチベーションになったならば、ついに起業家の高木が誕生するのかも知れません。
もちろん、いくらやりたい事でも、計算ずくで絶対に食っていける目途が立たないとやりませんよ。(事業の成否が計算できたら世話はないですが。)
・・・やっぱりコイツ、起業する気ないな。(笑)
そんなわたくしのことはちょっと置いといて、パーソナルブランディングと起業についてですが、二通りありますよね。
・起業した人がパーソナルブランディングを頑張る
・パーソナルブランディングを頑張った人が起業する
どちらがいいという問題ではないのですが、自然さでいうと、一見後者の方がスムーズに見えますよね。逆に前者は、今までの自分から背伸びして、無理して取り組むくらいでないと、出来ません。だって日々の仕事もあるし、ブログ更新するのさえ大変みたいな現実を抱えているのです。
ですから、そういう壁を乗り越えてパーソナルブランディングを成功されている方々には、本当に敬意を表しますし、そんなパワフルな方は、ブランディングじゃない方向性でのテコ入れでも、きっとうまく行くのだと思います。
でもって後者。これが問題。
パーソナルブランディングを頑張った人の起業ですが、これは注意が必要ですよね。
例えば、ブログは大人気、Twitterもたくさんのフォロワーさんを抱え、とか。出版をして、マスコミにもちょくちょく出るようになった、とか。でもそれで勘違いしちゃって起業するとエライ目に会うと思うんです。
もちろん商才に長けていて、そのままうまく行ってしまう方もいるでしょう。
でも、商売は最後は営業力。
自分のブランド力で、どれだけ営業できるか把握しないと、独立したはいいが、お客さんがいないじゃん!という状態になってしまう、、、のは避けねばなりません。
そんなこんなで、起業ということになると、まだわたくしがいまいちピンと来ない理由でした。
現在のスタイタスは、「一生をかける仕事、引き寄せ中」という感じにしておきます。m(_ _)m