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小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

パーソナルブランディングと言ったって、、、

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「ブランディング」、なんて言うから多くの方々は勘違いされたりするんですが、「ウェブ上でパーソナルブランディングしましょう!」という場合は特に、勝間和代さんみたいな感じの有名人を目指すことではないと思うのです。

もちろん、そこを目指す方は頑張って目指していただければいいのですが、やはり勝間さんレベルはいわゆる「セレブリティ」であって、つまり文字通り「神に選ばれし者」なわけですね。

ということで、わたくしはもちろん完全に諦めています。(笑)

それに、あれだけ目立ってしまうと、それはそれで大変です。
何か隙を見せたことを発言したら、すぐに揚げ足を取る人が現れますしね。
もし普通の人が急にそんな立場になったら、胃が痛くなったり、精神的にもかなりのダメージを受けるでしょう。

わたくしなんか、前著でどなたかがひとりだけ、アマゾンレビューの星を★★で書いて下さっただけで2日間くらいガビーンとなっていましたから。(弱っ!)

だから普通の人は「パーソナルブランディング」に対して、ああいうイメージは持たないほうがいいのかもしれません。
本当に有名でないうちから変に背伸びするのは、格好悪いですしね。

目指すのは、「特定の狭~い分野での有名人」。
これで十分です。

要はニッチですよね。自分の得意な分野!
あなたの業界の、その中でもある特定の分野の中で、(もしくはさらにその中の特殊な部分で)「一番目立ってる人」になればいいのです。

それならそんなに難しいことではないし、自分の得意分野なんですから、背伸びすることもないし、ノビノビと表現することが出来るはずです。

それでも、「自分のやっていることなんて、誰も知りたがらないよ。」
と謙遜される方が多いのも事実。

謙遜というか、卑下というか。
もったいない。

でも、確かに自分のことはわかっているようで一番わかっていないものです。
実際、そういう人にいろいろお話を伺っていると、「いいネタ持ってるじゃん。」という方の何と多いことか!
アピールしていないだけで、「この情報は出すべきですよ。」な方って意外にいらっしゃるんですよ。

もしくは、逆に何を出すかで間違えちゃっている方も、やはりもったいない。
多くはやはりニッチ度合いが足りないパターンですね。

例えば、現在マーケティングの仕事をしているからといって、「マーケティングのブログ書きます!」と言って、誰もがわかっているようなマーケティング総論のような記事を延々と書いている人とか。

それこそまさに「誰も知りたがっていない」のですが、自分の専門分野だと思い
書き続けてしまう。
これでは完全に埋もれてしまうのは目に見えています。

もっと自分の現場を見ましょう。
「お客様の規模はどれくらい?」
「どんな業界が多い?」
それだけでもかなり絞り込めますよね。それで例えば、

「年商10億円以下の飲食店チェーンさん向け集客マーケティングの専門情報」

のように、これくらい細かく設定してブログなりを作り、さっさと「専門家」を名乗れば、まわりの反応もかなり違ってくるはずです。
運がよければ、業界紙の取材が来るかも知れません。特に専門誌の記者さんたちは、いつもネタを探していますからね。

実際にわたくしも、「名刺の達人」「名刺アドバイザー」として活動してみて、そのあたりどう動いていけばいいのか、何となくわかってきましたので、普通の(どちらかというと冴えない感じの)おじさんが実践している現場情報として、今後もお読みいただければ幸いであります。m(_ _)m

※例えばこの勝間さんの本、わたくしなんかは結構面白く読んだのですが、レビューはアンチな方?によってかなり辛辣なコメントが多くなっています。
それでも、そうやって書いている人のどれだけが、自分のブランディングを出来ているのだろうかと思います。
そもそもブランディングに興味があってこの本を読んだのならば、人の文句を言う前に、ご自分の活動を出来るところからしっかりやればいいのに、、、もったいないです。
(別に勝間さんのファンでも何でもありませんが、自分もレビューされる立場にあると、こんなコメントもしたくなってしまうのです。すみません。)

目立つ力 (小学館101新書 49)
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