釣りの師匠から言われた一言
私には釣りの師匠というのがおりまして。
ここ10年くらいで知り合った人は「釣りなんてやってたの?山ばっかりじゃん」と思われるかもしれないですが、昔は結構好きでやっていたんですよ。もっぱら海でしたが。
あるとき、その師匠が私にこんなことを言ってこられました。
「島田君、海もいいけど、そろそろ川釣りをやらないか?」
「え?川釣りですか?川って難しいって言うじゃないですか...」
「まあそうだね。でも物凄い釣れるところがあるんだよ!」
「うーん、、、そういうところって、山の奥深くまで分け入って、釣りながら川を上っていく感じですよね?装備も必要でしょうし、テクニックも必要でしょうし、、、大変そうです。」
「そんな所じゃないよ。もっとアクセスしやすい所だよ。」
「へぇ、そんないいポイントを知ってるんですか?どこっすか?」
「○○川の管理釣り場・・・」
「管理釣り場ですかっ!それなら学生時代に何回か行ったことありますよ。でも、針に返しがついていなかったり餌が練り餌ですぐバラけちゃったりイライラしますし、なにより全然燃えないですよぉー」
「いやいや、管理釣り場じゃなくて、管理釣り場の少し下流だよ。」
「え?管理釣り場の外ですか?」
「そう。そういうところは増水とかで堰を越えて逃げ出したニジマスとかヤマメとかがいっぱいいるんだよ。自分の仕掛けで自由に釣ればいい。」
「ま、まじっすか・・・」
「そうだよ。管理釣り場で生き残ってる魚はスレててなかなか釣れない。返しのない針しか許されなかったり、釣ったら買い取りだったり、バカらしいじゃん。」
「でも、普通の川で釣ったら入漁料とか取られるんじゃないですか?」
「その場所はまず見回ってこないね。まぁ、もし来たら払えばいいんだよ。払ったってそっちの方が全然安い。」
結局私は「ははぁー、なるほど・・・!!」と感心はしたものの行ってはいないです。
またこの師匠が本当にそういう釣りをしているのかどうかは知りません。
ただこれはビジネスにつながるとても面白い話として記憶に深く刻まれていますね。みんなと同じところで、みんなと同じルールでビジネスをしても、勝つのは胴元だけです。
自分で発見した場所で自分のルールを作って勝負しないとダメです。
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ああ、あと私がこの師匠の一番好きなところは、「食べられない魚は釣らない。釣ったら全部食べる。」というところでした。
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