なぜあの人のところには常に美味しくて面白そうな仕事が舞い込むのか?
脈絡もないですが、ちょっと思いついたので言っておこうかと思います。
今、フリーランスのエンジニアとか小さな開発会社の人とかと多く付き合っています。もちろんプラムザの社員もいますし、すでに辞めていった社員でいまだに飲みに行ったりしてる人もいます。ベンチャー社長の会みたいのに出入りもしてますし、高校生向けのセミナーの登壇者で知り合った方もいます。
で、彼らの中で希に「あー、この人のところには仕事があつまるよねぇ」というタイプの人がいます。
あ、それは「めんどくさい仕事を見返り無しで押しつけられて、タダ働きでにっちもさっちもいかなくなってる人」というのではありませんよ。
そっちではなくて「報酬のいい面白い仕事を選べる状態が長く続いている人」です。
そういう人、みなさんの周りにいますでしょうか?
これは私の直感なのですが、だいたい100人に1人くらいそういう人がいると思ってます。
「この仕事は○○さんにやってもらわないと!」
「彼(彼女)だったらこういう仕事確実にやってくれるよね!」
「そして彼(彼女)は、こういう仕事大好きなはず。きっと喜ぶぞ!」
と、いい仕事が集まってきます。
「あの人が喜ぶ顔が見たい!」
と、まるでプレゼントが来るような勢いで、いい仕事が舞い込んでくるのです。これは月給制の会社員(いわゆるサラリーマン)の中にもいるので不思議なものです。
で、そういう人ってどうしてそういうポジションになったのでしょう?
多くの人がこんな風に考えます。
「仕事を選んで実績になる仕事だけ取って、それを次の実績に結びつけてるんだ。」
「要はやり方の問題だ。」
と。
それはまぁそうなんですが、半分合ってて半分間違ってるような気がしますね。
ある時点からは確かにそういうグッドスパイラルに入ったかも知れないですが、最初のとっかかりはそうではなくて「人の役に立ちたい」という熱い思いだったはずです。
美味しい仕事だけ、実績になる仕事だけ、勉強になる仕事だけ選んでそのポジションにつけるものではないです。
まずは、犬の餌にもならないような全然美味しくない仕事であったり、めっちゃくちゃ古い技術でスパゲッティ状態になってしまったプロジェクトに飛び込んで、本気でそこに立ち向かうところから始まるものだと思います。
自分は今は何の実績もなく信頼もないのだけど、
なんとか人の役に立ちたい!
と、そういう熱い思いが周囲の人の心を打ちます。
人の心を打つと次に何が起きるか。
報酬単価が上がるでしょうか?
確かにそれもあるでしょうね。
しかし別の報酬が来るのです。
その報酬というのが、ワンランク上の仕事を任されるということです。
仕事の報酬は仕事で来るのです。
そこから、実績が実績を生み、常に面白くて報酬もよく自由裁量を任されるグッドスパイラルが始まります。
面白いもので、同じ仕事を同じ金額でやっても、最初にシビアな交渉をして仕事を出す方・受ける方ともに譲歩したような形で始めてしまうとこのグッドスパイラルは生まれません。
交渉して折り合いをつけるなんていうのは、経済活動では当たり前のことなのですが、なぜか心を打たなくなってしまうんですよね。
これは本当ですよ。
株式会社plumsaは業務系システム開発が得意です