iPhoneで「もしもし」とやっているのを見たことがない
私はiPhoneを持っていません。現在所有のソフトバンク・ジオニック社製913SHG(つまりシャア携帯)が一定の役割を果たすまで買い換えることに逡巡しています。そういう意味では、iPhoneのユーザ層からすれば客観的にその動向を観察しているわけですが。。。
iPhoneって、電話だよね?
というのが私の最近の素朴な疑問。
でも、これまでのところ、どうやら私の目にはiPhoneを「もしもしっ!?」って使っている人が映りこんでこない。たまたまなのかもしれないけど、私の知っているユーザは、
- ニヤリ、と持っていることを自慢したり←個人的に、こういう人たちが大好きです。
- 企業向けアプリのデモをしたり
- 音楽ガジェット同好会でセッションをしてみたり
- とにかくAppStoreでいっぱいアプリを買って試したり
- 今日の予定を調べたり
- 音楽を聴いたり
- 写真を撮ってブログにアップしたり
- ゲームをやったり
している人がほとんどだ。
iPhoneって電話なの?
ルネ・マグリッドは「これはパイプではない」という作品を残しています。パイプのように見えて、実態は果たしてどうだかわからないよ、という禅問答のような投げかけをしています。
iPhoneは現代の絵にかかれたパイプそのもの。すなわち「これは電話ではない」。スマートフォンという言い方も、iPhoneという名称も、ユーザがわかりやすく「大体そんな感じのもの」と理解するにはちょうどいいが、実態を表しているわけではない。実態は商品をユーザが使いこなすことによって明らかになっていくのである。時折、ベンダーの予想を超えたカルチャーを築くことだって、ある。
(注:本視点は、日経BP社の発行するコンピュータ雑誌のコラムで読みえたことをベースにしています。ルネ・マグリッドは大好きな画家の一人なので発想のベースにさせていただいています。出典をきちんと明記できないことをお詫びします。)
今回の発見で思ったことは、この次の世代iPhone(のような仕組みの電話もどき)は現在の代替PCのひとつになりうるだろう、ということ。それはつまり、パソコンじゃなくて、ネットワークコンピュータでもあるし、パーソナルコミュニケータ(パソコミ)でもある。
パソコミ?なんかちょっといい響き。
せっかくなので改称してはどうか?iPCとか。
スマートフォンも、「賢い電話」、じゃなくて、「賢いパソコミ」。つまりスマートPC、という言い方をしたら、実態に即していてわかりやすい。(と私は思うんですけど)
あぁ、ユーザでもいないのに、語ってしまった。
*個人的意見です。