おきらく台湾研究所「まるごと宜蘭!」トークショー に行ってきた
11月23日、おきらく台湾研究所と、「台湾大好き編集部」の十川雅子さんによる、「まるごと宜蘭!」トークショーに参加してきました。
宜蘭県は、台湾の北東部に位置し、羅東、礁渓、頭城、宜蘭などの地域を有します。台湾の地方の中で、十川さんが宜蘭を紹介しようと思った理由は二つあり、まず一つ目は「行きやすさと感情のバランスがちょうど良い場所」であるということ。例えば花蓮など、十川さんが愛する台湾の地方は他にもあるけれど、その中で台北からも行きやすい場所と考えたところ、宜蘭があがったとのことです。台北からの移動は、本数も多く、時間も約50分と短いバスがおすすめとのこと。ただし、おきらく研の研究員さんによると、台湾の大型連休などにかかると、渋滞で2〜3時間かかることもあるので、バスの場合注意が必要とのアドバイスでした。十川さんが宜蘭を紹介した二つめの理由は、「歩ける範囲の街」であること。ぶらぶら歩きを楽しめる街で、尚且つ、民宿で自転車を貸しているところも多いので、サイクリングで回るのも良いようです。今回のトークショーは質問も含めて約2時間、盛りだくさんの内容だったので、その中で気になったポイントをいくつか紹介します。
おすすめスポット 国立伝統芸術中心
宜蘭のおすすめスポットの一つとして、十川さんが挙げていた「国立伝統芸術中心(現地表記:國立傳統藝術中心)」。その名の通り、伝統工芸や音楽、演劇など台湾の伝統芸術を紹介するテーマパークで、日本の明治村をモデルに建てられています。ショッピングや、様々な体験(藍染や指輪製作など)も楽しめます。
国立伝統芸術中心
私も、約6年前にここを訪れたのですが、その時は、人物や動物をモチーフに、廟などの装飾によく使われている焼き物「交趾陶」の展示がパーク内の博物館で行われていて、なかなかこういったものをまとめて見る機会は無いので、楽しみました。
交趾陶
宜蘭で何食べる?
宜蘭で食べたいものを、しょっぱいもの編、甘いもの編など幾つかのジャンルから紹介してくれたのですが、私が気になったのは下記の二つのお店。
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しょっぱいもの編のおすすめ「千金葱油餅」。宜蘭だけではなく十川さんが「台湾で一番美味しい」と思う葱油餅で、宜蘭の特産品である三星葱が使われています。永康街の有名店以上に美味しいとの評でした。
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座って食べれるお店編のおすすめ「福氣海鮮快炒小吃」。宜蘭名物を気軽に食べることができ、しかもファミリーでも入りやすいお店とのこと。
ミニミニ銅鑼作成
宜蘭は、一年のうち200日くらい雨が降ると言われるほど、雨が多い土地。このため、十川さんの提案は、街歩きの際に、どこかゆっくりできるスポットと街ブラを組み合わせること。ゆっくりできる「体験系スポット」の一つとして紹介されていたのが、「林午鐵工廠」。銅鑼など鉄製品を作っている工場で、ミニミニ銅鑼を作るワークショップがあるそうです。これは是非体験してみたい!
台湾のブログで紹介されているミニミニ銅鑼DIYの様子。子供も楽しそう。
その他にも、十川さんが編集に関わった書籍「宜蘭+台北 ちょこっと海・温泉・ローカル近郊を楽しむ旅」に掲載されている魅力的なスポットを、十川さんとおきらく台湾研究所の研究員さんが紹介してくれました。また、今後の出版予定として、台北の美味しい朝ごはんの店20選と、それを日本で再現したくなった時のレシピを紹介する本が出版されるという発表がありました。一月に出版予定とのことなので、こちらも楽しみに待ちたいと思います。
<関連情報>
国立伝統芸術中心 http://www.px-sunmake.org.tw/index/index.html
書籍情報
上記は、2017年11月23日時点の情報です。