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茨城⇔上海、春秋航空

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このところ話題のLCC=格安航空会社。特に、中国方面では、立ち乗りでコストを抑えることも検討された「春秋航空」が話題になりました。(結局現時点では、立ち乗りについては、実現していないようです。)

春秋航空は、茨城空港と上海浦東国際航空を結ぶ便を毎週3便(月、水、土)運行しており、値段は片道4,000円からと格安です。また、東京から行く場合は、東京駅から茨城空港への直通バスに500円(要予約)で乗ることができます。

私が通っている中国語教室のクラスメートが、実際にこの航空会社を利用して、11月に上海に行きました。土曜日茨城発~月曜日茨城着で、価格は往復で14,000円弱だったそうです(チケット料金8,000円+燃料サーチャージと空港使用料)。感想を聞いたところ、機内サービスが無い点や、機体の狭さについては、特に気にならなかったとのこと。短時間ですしね。一番の注意点は、荷物の重さだそうです。春秋航空は、機内持ち込み手荷物(5kg)+受託手荷物(10kg)で、あわせて15kgの制限を設けています。この点が、厳しくチェックされ、オーバーすると1kgあたり日本円で1500円の超過料金が必要です。

15kgを実感するために、自分の普段使っているスーツケースなどの重さを体重計で図ってみました。結果は下記の通り。

<スーツケースなど本体のみ>
スーツケース (ポリカーボネート製、H63×W45×D27 cm):約7kg
キャリーバッグ (布製、H51×W34×D19 cm):約2.7kg

<鞄とその中身>
通勤時に持ち歩いている鞄(布製)とその中身をあわせた重さ:約3kg
→鞄の中には、財布、携帯、携帯オーディオプレーヤー、PC、化粧ポーチ、文庫本が入っています。

こう考えると、15kgの制限は結構厳しい。私の場合、普段持ち歩いている鞄と、空のスーツケースをあわせただけで、既に10kgに達してしまいます。かなり荷物をスリムにしていく必要がありそうですね。因みに、ANAの国際線(エコノミー/アジア方面)の場合、機内持ち込み手荷物が10kg以内、受託手荷物が20kgな ので、合計すると春秋航空の倍の重さになります。

茨城空港の成功を機に、香川や熊本などの空港でも、春秋航空の招致を検討しているようです。そうなると、ますます便利になりますね!


<その他参考情報>

[機内での飲み物や食べ物は有料
八宝粥(200円)、 三明治=サンドイッチ(350円)、ミネラルウォーター(100円)、青島ビール(200円)など、良心的な価格です。前述のクラスメートによると、ビールは常温だったそう。

機内サービスメニュー(オフィシャルページ)

http://tickets.china-sss.com/jp/IbarakiServiceOnPlaneMenu


荷物の重量制限について詳細(オフィシャルページ参考情報)

http://tickets.china-sss.com/jp/IbarakiBaggage


他県の春秋航空招致の動き
香川県、春秋航空の定期便開設へ 県知事と会長が合意

http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110101001017.html

熊本も中国格安航空を誘致  上海の「春秋航空」

http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110401000384.html


春秋航空オフィシャルページ

http://tickets.china-sss.com/AirFlights/Index

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