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ご挨拶

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はじめまして。このたび、オルタナティブ・ブログで執筆させていただくことになりました内藤 順と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

このブログでは、ノンフィクション書籍の書評を中心にお送りいたしていこうと思っています。まずはご挨拶がわりに、2011年に読んだ中のおススメ本を紹介させていただきます。

◆科学系
  

『すばらしい人間部品産業』(アンドリュー・キンブレル、講談社)
人間部品産業とも揶揄される臓器売買、遺伝子ビジネス、赤子産業などに警鐘を鳴らした一冊。このような観念を持つようになるまでの歴史的背景の考察が見事である。
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『天才と発達障害』(岡 南、講談社)
今年に入ってから人間の認知・理解に関する本をずいぶんと読んできたが、文句なしのNo.1。人間を視覚優位、聴覚優位に分け、各々を代表する著名人の世界を解説している。特に視覚優位のガウディの世界は必見。
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『サウンド・コントロール』(伊東 乾、角川学芸出版)
行動する指揮者、伊東 乾氏による一冊。フィールドワークによって声の権力構造を解き明かしていく過程は、臨場感に溢れる。
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◆ウェブ、IT、ソーシャルメディア系
   

『Preziで始めるズーミングプレゼンテーション』(筏井 哲治、日経BP社)
新感覚プレゼンテーションツールPrezi。横に広がっていく世界観と、ズームによる効果的なアクションは、プレゼンを抜群に楽しくしてくれるツール。書評もPreziで作ってみました。
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『Nozbeクリエイティブ仕事術』(倉園 桂三、インプレスジャパン)
TO DOサービスの代表選手、「Nozbe」初の公式ガイド。Evernoteとの連携や、公開機能PublicNozbeで注目を集めている。倉園氏の仕事術を交えた説明は、解説本の域を超えている。
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『ウェブ×ソーシャル×アメリカ』(池田 純一、講談社)
今年読んだソーシャルメディア関連では、この本が一番。現在のソーシャルメディア隆盛へ至る過程を、アメリカにおける思想の歴史と照らし合わせながら分析している一冊。
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◆その他のノンフィクション
  

『13日間で名文を書けるようになる方法』(高橋源一郎、朝日新聞出版)
高橋源一郎が明治学院大学で行った授業の講義録。毎回授業で紹介される名文の数々とそこに込められた思いの深さ。そして偶然にも著者に訪れる、不思議な出来事。作家のイマジネーションに圧倒される一冊。
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『黒壇』(リシャルト・カプシチンスキ、河出書房新社)
ルポルタージュの皇帝、リシャルト・カプシチンスキがアフリカを描いた壮大なスケールの一冊。「文化の翻訳」とも称される著者の視点に、気付かされることが実に多い。
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『ヤクザ1000人に会いました!』(鈴木 智彦、宝島社)
この本の著者は、その筋のことを書かせたら天下一品。本書では前代未聞の1000人アンケートを実施。普段は見ることのできないヤクザの日常を描いた一冊。
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どれも読みごたえのある本ばかりです。本ブログでは、このような類の良書をこれからたくさん紹介していこうと思っています。

それでは皆さま、よろしくお願いいたします。

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