スクラムの拡張イメージと #QConTokyo, #aj11 ~ Be what’s next
こんにちは。先週は、私を含む、IT エンジニアにとって非常によい流れをつくる契機になったと感じています。4/12 が QCon Tokyo 2011、4/15 が Agile Japan 2011 が開催されました。
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QCon Tokyo では、エリック エバンス氏の DDD (ドメイン駆動設計)をはじめ、アーキテクチャ、クラウド、クオリティ&テスト、アジャイルと多くのアイディア、事例、パネルディスカッションで盛り上がりました。
私も、クオリティ&テストのセッションで、米マイクロソフトの品質とアジャイルに関するプロセス改善の事例を共有させていただき、パネル ディスカッションでは、テストの重鎮たちに交じり、参加者とともに意見を共有しました。
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Agile Japan は、実は職務の都合にて、本編に参加できず(無念)。パーティに駆けつけることができた次第で内容について深く触れさせていただける立場ではありません。でも、Twitter のタイムラインを追うだけでも、少しでも「場」は体験をできました。多くに事例を中心に、アジャイルというより、すべての現場で、できることをやり、少しでも変えていく必要があるものは変えていく “力”。それがリンダさんのセッションでスタートし、参加された方々の熱意とともに、大きな力になっているのではないかと感じました。
今年は、特に全国10か所のサテライトでも開催という偉業であり、今後のイベントの一つの形を作ったところも素晴らしい!そして東日本大震災で多くの被害を受けた仙台でも勇気ある開催と主催者、関係者の思いと覚悟が伝わってきました。
仙台については、登壇したアマゾン データ サービスの玉川さんを経由して、僭越ながらメッセージを伝えていただきました(メッセージに添えた図の意味は後述します)。
懇親会でも、パターンとしての “エバンジェリスト” と、職業としての ”エバンジェリスト” (をしている私)について何人かの方から質問もいただきましたが、「前に進める力」「そのきっかけづくり」が私のもっとうです。前に進む力を持っている方、得た方は、どんどんエバンジェリスト(私)を踏み台にして先に行ってください(笑)。
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QCon Tokyo, Agile Japan でも スクラム について話題がでているように、アジャイルという枠だけではなく、現場改善のきっかけとしてスクラムが非常に有効に感じます。QCon でも共有させていただいた米マイクロソフトの事例のように、スクラムをベースにして、独自に考えを模索、発展していくのは非常に論理的かつ、実践可能性と持続可能性を見いだせると感じています。
そこで、本場の Agile Conference でも Sam Guckenheimer が共有しているイメージをご紹介します!
なお、スクラムについては、
をご覧いただくと、スクラムのフレームワークの図と、上記の図を比較いただけます。
フィードバックの流れ、価値の流れをスクラムのパワーを拡張することで広げていけることがこの図でわかるかと思います(ちなみに Sam は、この図を基にプロダクト オーナーがどのように考えるべきなのかを解説もしているのですが、そんなセッションがあってもいいかもしれないですね)。
P.S. アジャイルの原則と価値については、以下をぜひご覧ください:
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上で紹介した図は、私の解釈としては、小さなことの積み重ねを大きなものにしていくことができる。それには、一人ひとりの意識、意欲で駆動していることに意義があり、そこにほんの少しの策、戦略、仕組みが作用すると持続できる・・・です。
したがって、アジャイルだからとか、スクラムだからとかではなく、「今、やるべきこと、できること」を持続していく、チーム、仲間とともに活動していく一つのイメージとして適していると感じています。
長沢 (@tomohn)