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RSGTで初出展(ブース)!そして反省 #RSGT2025

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こんにちは。このブログを始めさせていただいてから20年ほど経っていることに気がついてしまって身震いしている長沢です。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今回の記事は、イベント参加レポートであり、反省文でもあります。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2025 (#RSGT2025)

RSGTについては、このブログでも立ち上げ当初から「参加すべきイベント」として紹介をさせていただいておりました。私にとっては同志と呼べるコミュニティのメンバーの皆さんが立ち上げたイベントで前身のInnovation Sprint 2011から応援をさせていただいている思い入れの深い「場」です。RSGT2017では恐縮ながら基調講演をさせていただき自分語りをさせていただいたりもしました。

さて、そんなRSGTも今ではチケットが販売と同時に瞬殺(完売)する超プレミアチケットとなっておりますが、それもそのはずで、このイベントに参加すると、参加者さんもスピーカーさんもスポンサーさんもスタッフさんも、それぞれがそれぞれの視点・観点で純粋に楽しんでいる様子(「場」)を堪能できるからです。

私自身は、2020年2月に法人を立ち上げ、2021年より2025年までスポンサーをさせていただいております(公言している通り、法人化の動機のひとつはRSGTのスポンサーをしたかったからというのがあるのです)。ちなみにスポンサーになるのも大変で、時期を見計らい、実行委員の様子をSNSでモニターし、募集とともに応募しないとスポンサーになれないかもという変なプレッシャーとも闘わなければなりません(笑

さてさて、そんなRSGT2025では初めてシルバースポンサーにエントリーをさせていただき、ブースを構えさせていただくことができました!当初からブースを構えるなんてことは頭の片隅にすらなく、末席に居れるだけで満足だったのですが、人間欲が出るものですw 長年エバンジェリストなどをしているとコミュニケーションが得意と思われてしまいますが、私自身エンジニア出身でコードだけ見ていたかったような人間のためか、コミュニケーションを自分から取りに行くのは実はそんなに得意ではありません。その点でも目印となるブースはコミュ障には便利な道具になります(笑

おかげでたくさんの方々とお話しできました。

ひとり会社でブースを回す

弊社は、従業員がいない会社のためブースを構えるとなると、人手不足という課題に真っ先にぶつかります。そこで、今回はブースのお手伝いをしていただける方を公募させていただきました。スポンサーにはランクに応じてスポンサーチケットを行使することが可能です。この枠を活用させていただき、公募をさせていただきました。私自身は公募で採択いただけたためスピーカーチケットを入手していたこともあり、スポンサーチケット枠をフルにお手伝いいただける方向けに使わせていただくことができたのです。

実は、この「お手伝い枠」の実態は、「この建て付けで公募したら面白いんじゃないか?」という思いつきで行っておりました。したがって、ブースでのお手伝いは最小限にとどめ、イベントを堪能していただくことを主目的としていただきたく、お手伝いいただいた3名の皆様にもお伝えをしておりました。ブースは私一人で回し、私が講演中のときだけ、人が来そうだったらご対応お願いします!といったお伝えをしておりました。

当初の予定.png

ここからは反省になります。

ごめんなさい><!私もイベントを最大限楽しんでしまいました!!(笑

どういうことかというと、ブースを一人で回す覚悟でいたにもかかわらず、毎年引き受けていた「コーチズクリニック」(参加者がアジャイルコーチに無料で個別相談ができるプログラム)を今回も引き受けてしまったのです。しかも、DAY1、DAY2とコーチズクリニックと講演ですべての時間をうめてしまったのです。私がブースにいるのは午前中の基調講演をやっている時間帯くらいという。。。さて、ブースどうしましょ(笑

実際.png

ま、どうにかなるかというノリで運営してしまいましたが、お手伝いいただいた3名の皆様は私のテキトウキャラをよくご理解くださっており、柔軟に、そして自律的にブースをケアしていただけたのでした。ブースからしか見れない景色も堪能いただけたのではないかなと勝手に自分の行いを肯定しつつ、自社ブースを放置してしまったことを大変反省しております(してない)。

ブースのお手伝いをいただいた、Iさん、Hさん、Oさん、ありがとうございました!!!

また、講演を聞いてくださったり、日頃記事などを見てくださった方々に対しては、ブースに行ってもいないじゃないか!ブースで相談受けるといっていたのに!ということでして、大変失礼なことをしてしまったかもしれません。大変申し訳ございませんでした。こちらは本当に大変反省しております。もし、何かありましたら、SNSで絡んでいただければ幸いです。実際に、DAY1以降、何名かの皆様からDMなどでご相談やご質問をいただいておりますので、躊躇せずにお気軽に絡んでいただければ幸いです。こちらから絡みに行ったり、売り込んだりはしませんのでご安心ください。

RSGT2026でもスポンサーをすることができ、ブースを構える際には同様に「お手伝いいただける方」を募集させていただくと思います。どなたでもご応募いただける公募ですので、ぜひエントリーしてくださいね。

Tシャツは売れる(笑

次に気付きです。

今回、ブースでとあるオリジナルTシャツをお配りしておりました。無料でお配りをさせていただいていたのですが、何名かの方がTシャツをお渡しする際に、なんと!お財布を取り出したのです。要するに購入してくれそうになったのですよ!!販売しておけばよかった!(笑)とは微塵も思っていませんが、それくらい着たいと思ってくださった方がいたのはデザインした私としては大変嬉しかったです。また、アンケートへの回答、名刺交換などを想定いただいていた方々もいらっしゃいました。前述のように私がテキトウであること、弊社のポリシーとして営業活動をしないこと、個人情報を極力保持しないことがあるため、これらを頂戴することはありません(責任が持てないことはしないポリシー)。

Tシャツは、イベントの盛り上げ(一体感)や、イベント明けてそれぞれの現場に戻られた際に話題にしていただけるようにということで、インパクトがあり、重要なキーワードを使っています。今回だと、「経験主義: 透明性・検査・適応」です。さて、来年に向けてどんなデザインにしようかな。

因みに、Tシャツはノベルティにするにはコストパフォーマンスはよろしくはありません。単純に単価は高めになるからです(そしてかさ張る)。それでも私が配りたいので今後も続けたいと思っています。とはいえ、コストがかかるのも事実なので、「一回でもイベントや現場で着用いただけること」を条件とさせていただきました(即パジャマとか雑巾にするにはお金かかってますw)。皆様、その場で着用いただいたりして、コミュニケーションの道具としてもご活用いただけていたようで嬉しく思います。

講演について

講演は、2回させていただきました。

DAY1 では公募を採択いただいたもので、DAY2はシルバースポンサーとしてのスポンサーセッションです。

以下、講演資料をご覧いただけます:

公募もスポンサーセッションも、どちらも毎度心がけているのは、その時の時勢が感じられる「ネタ」を盛り込むことです。DAY1では「全領域異常解決室」よりセリフを引用させていただきました。DAY2では、「呪術廻戦」よりセリフを引用させていただきました。どちらもスベりまくっておりました、想定内です(負け惜しみじゃないです)。私の講演はだいだい半年後、一年後に効果がでるように想定しているため、その頃になって講演資料や講演動画を見ていただくと、時勢と共に当時を思い出せるように設計しているのです。この辺りはDAY 2でプレゼンのコツとしているところにも通じる概念なのです。

コーチズクリニックについて

先述のように、ブースを構えながらもコーチズクリニックを引く受けてしまったのにはもちろん理由があります。コーチズクリニックは一度担当してしまうと止められないのです(笑

アジャイルストラテジストとして、アジャイルコーチとして常日頃より、クライアント様のご相談、壁打ちなどを行っておりますが、RSGTの良質なコンテンツ、交流の場がありながらも、私をご指名いただきご相談・壁打ちに来てくださる方がいるということは、誇りであり、大変な責任でもあります。喉に支えていたお悩みを少しでも和らげ、残りのイベント期間をより楽しんでいただき、現場で一歩踏み出していただく原動力になることはこの上ない喜びです。また、コーチ担当も皆様から多くを学ばせていただいているのです。すなわち、Win-Winな「場」なのです。ですから今後もぜひ遠慮なさらずにコーチズクリニック、ホワイエなどにいるアジャイルコーチに声をかけて話しかけてみてください。私の知る限り、アジャイルコーチは(それ以外のご参加者の方々も)、話しかけられて困る人はいないです(断言)!

とこの記事を執筆している最中、運営の方からコーチズクリニックの参加者様からいただいたフィードバックを共有いただきました。嬉しいコメントの数々、今後の活動の励みになります。ますますやめられなくなるじゃないですか(嬉

ということで、ブースを放置してしまったことを再び反省させていただきます。

講演を拝聴できず

毎年のことではありますが、他の方々の講演を拝聴する機会は今回もありませんでした!基調講演も他の講演も見る時間がなかったです。ただ、RSGTは講演を聞くだけが目的ではないですし、あとで講演動画、講演資料は公開されていきます。情報収集の場でもあり、交流の場でも、一旦羽を休める場でもあり、再び羽を広げて羽ばたく充電の場でもあります。講演も並行して複数セッションがありますが、後からでもキャッチアップできるため、目的だけでなく、その時の気持ち、ノリで場を楽しむ選択肢を自らが選べる「場」です。そう、RSGTは素晴らしいイベントなのです。

ご心配いただく

事業展開しているが、ひとりで大丈夫なのか?と数名のよりご心配いただきました。気にかけてくださったことに大変感謝いたします。でも大丈夫です。私の基本方針は、「必要とされていて自身でできること」&「自分がやりたいこと」に絞って事業展開をしております。したがって、自身のキャパシティを大幅に超えるようなことはいたしません。この辺は、機動力があるからこそということと、創業以来EBM(エビデンスベースドマネジメント)により経験的アプローチ(※DAY1の講演内容をヒントにしてください)を採用しているからこそだと思っています。できないことは制御された状態下にありますので、コラボレーション、ご相談などご心配いただく必要はないと思ってください。あと、困った時にはみなさんに助けてもらいますので!RSGTもそうですし、コーチズクリニック、講演もすべて助け合いですし、助けてもらうスキルが大切だと思っています。自己管理と助けてもらう能力を磨いていきたいですし、皆さんもそんな機会だと思っていただくのもいいと思っております。

次回への企み

もし次回もスポンサーをさせていただけそうであれば、ブースを構え、ノベルティも配布したいと思います。コミュニティの盛り上げに貢献するためです。ブースを構える以上、ひとりではできないので、また「お手伝いいただける方」を公募させていただくことになると思います。公式の販売が終了したのちに公募しますので、チケット取れなかった方は見逃さないでくださいね。さらにスポンサーセッションがある場合は、その枠を開放したいです!実はそんな狙いもあり、今回のスポンサーセッションでは、「プレゼン」についての講演をさせていただいたのでした。なので、スポンサーセッション枠で喋っていただける方を公募するかもしれません(場合によってはクライアント様に事例発表いただく機会にしたい気持ちもありつつ)。公募の場合は、LT3本とかもありだし、渾身のネタを1本していただくのもいいかなと思っています。どちらに場合も(クライアント様の場合も)、発表までサポートします!(※クオリティチェックも兼ねて)

と表明することによる「備忘録」で締めくくりたいと思います。

長沢智治

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