改めて ALM ~アプリケーション ライフサイクル管理 ~ を考えるセッション #DevSumi
2月に恒例の Developers Summit 2011 (デブサミ 2011)が開催されます。
2月17日~18日、東京・目黒・雅叙園(主催: 翔泳社)
いつも共感するのは、デブサミのテーマです。今年は、「創発 ~ 未来につながるために、世界に帆を立てるために」ですね。翔泳社の岩切さん、コンテンツ委員のみなさん、アドバイザーのみなさんの想いが込められていることが、ヒシヒシと伝わってきます。この「場」の引力に、デベロッパーが引き寄せられるわけですね。
どのセッションも、見ごたえのあるものが多いと思います。私自身は、開発プロセス屋さんなので、どうしても [開発プロセス] のセッションに目が行ってしまいます。
[.NET] のカテゴリーも、多岐にわたっていますので、お勧めです。
さてさて、私もセッションを担当させていただきます。[.NET] カテゴリーのかでは異色のセッションですが、前述のとおり開発プロセス屋さんなので、開発プロセスのお話をします。
お題には、ALM ~ アプリケーション ライフサイクル管理 を選びました。
背景は、昨年11月にグローバルイベントの ALM Summit 2010 に日本人として一人だけ参加をし、欧米をはじめとする世界では、すでに ALM は一般化していて、それを活かして、いかに顧客のビジネスにソフトウェアで貢献し続けるか、継続的にデリバリーするかを真剣に検討している段階まで来ていることを目の当たりにしたことにあります。同時に、ALM が昔の重厚長大な開発支援ツールで実現するものではなく、いかに無理なく、負荷なく、シンプルに実践できるのかを「人・プロセス・ツール」のバランスのとれたアプローチをしていることを感じることができたからです。
いってみれば、ソフトウェア開発にソーシャルネットワークの概念を取り入れ、以下に個々の作業をシンプルに、簡潔にし、本来のクリエイティブな仕事に専念できるかを突き詰めた、進化した ALM。これを日本の、デブサミでお伝えしたいと思ったのです。
単に、ツールを使いましょうとか、ツールを組み合わせて~などの話はしたくありません。今必要なものはなんなのかを考えるきっかけを、未来につながるきっかけ、世界に帆を立てるきっかけを・・・と考えています。
毎回言っていますが、解は、現場にしかありません。言われた通りやることが必ずしも解だとは言えません。ぜひ、感じて、考えて・・・そのきっかけとして、ご参加くださればと思います。
【17-D-4】いまだからこそ ALM ~ 「人・プロセス・ツール」
日時: 2月17日 14:20 ~ 15:05
スピーカー: 長沢 智治
ソフトウェア開発の品質・コスト・納期(QCD)の改善の切り札として注目された ALM (Application Lifecycle Management)。今、再び ALM が世界中で注目されています。本セッションでは、企業ビジネスのアジリティ向上、アジャイル開発の浸透などにより、進化した ALM のコンセプトと最新トレンドをお伝えします。デモンストレーションでは、ALM Open Platform である Team Foundation Server 2010 を軸に Eclipse、Visual Studio での継続的デリバリーをご覧いただく予定です。
長沢智治 (@tomohn)