英語でコーヒータイム 38: Go, go, go!
先日NPR (National Public Radio)のコメントを聞いていたら、なんとオックスフォード英語辞典(OED)にはRunの定義が645個も定義されているのだそうです。用例ではなく定義が645個もあるのですね。これは裏を返せば、日本語から英語に訳すときにRunの利用が思いつくかどうか、かなり難しい問題だということになります。
今日のテーマはGo。
というのは、昨日のディスカッションの中で出て来た、I will explain how we go about it という表現が印象に残ったからなのです。
To go about itは、それを実行する、それに取り組む、要するに「やる」という意味のイディオムです。
Our vision and how we go about it
[我々のビジョンとそれに対する取り組み]
If I want to become a translator, but don't know how to go about it, where should I start?
[翻訳者になりたいのですがどうしたらなれるのかわかりません。何から始めたらよいですか?]
To go about it は to do itと同義と言っても過言ではなさそうです。
似たような表現にto go for it があります。
こちらは耳にしたことがある人も少なくないのではないでしょうか?
You should go for it.
[ぜひやってみたらいいよ。]
Let's go for it.
[やってみましょう!]
Let's do itとLet's go for itとは似て非なるニュアンスがあります。
let's do itは単純に「さあやりましょう。」という意味ですが、Let's go for itは「やってみよう」「挑戦してみよう」という目的に向かって努力するみたいなニュアンスを含んでいます。