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世界から憧憬される骨太なニッポンになろう。カリフォルニア発日本応援歌

英語でコーヒータイム (41):お久しぶりです。Long time, no see.

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しばらく休載している間に投稿のUXもURLも変わってしまい、ログイン方法がわからなくなって途方に暮れている間に、長い年月が経過してしまいました。でも最近また英語の勉強を再開したので、コーヒー片手に英語や日米文化の違いなど、日々の話題を綴って行こうと思います。なぜまた今更、英語の勉強 を?と思われるかも知れませんが、そのきっかけとなったのは書店で偶然手にした一冊の本ケイ・ヘザリー(Kay Hetherly)著の『American Pie:Slice of Life Essays on Amrica and Japan』。電車の中で読むのにちょうど良さそうな、薄くて軽い小冊子程度の本だと思って買ったのですが、20編のエッセイはよく使われる英語表 現を題材にした日米文化比較。なるほどと思えるネタが満載で、まさに天の声だったのです。

American Pie.JPG


もう一つの理由は、マーク・ピーターセン (Mark Petersen)の著書との出会いです。『日本人の英語』『続日本人の英語』等、中学、高校の文法の教科書には出て来なかった解説に、目からうろこが落ちた 気がしました。そんなこんなで、あらためて英語を 勉強し直してみようと思った次第で、先週からはNewsmartというウォールストリートジャーナルの英語学習サイトも試してみることにしました。

長年アメリカに住んでいると、いろいろな方から英語の勉強方法を尋ねられることがあります。一口に「英語ができるようになりたい」と言っても、英語の何ができるようになりたいか、どのようなスキルを身に着けたいのかによって、お勧めできる学習方法が異なります。

語学には、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つのスキルが必要ですが、これは即時性と能動性/受動性という切り口から2x2の行列に整理することができます。

即時性

能動性○/受動性X

読む

X

X

聞く

X

書く

X

話す

「読む」ということは、与えられた情報を受け入れる作業なので受動的な行為です。しかも、目の前の文字はその瞬間に消えてしまうことはなく、同じ文章を何度も読み返すことができますので、即時的ではありません。

一方、同じ相手からの情報受け入れるという受動的な「聞く」という行為は、その情報は一瞬にして消えてしまいますので、聞き取れるかどうかは一発勝負となります。ですから同じ受動的な行為でも即時性を持っています。

こ こまで来ると残りの「書く」と「話す」という2つのスキルの特徴が推測できると思いますが、「書く」という行為には産みの苦しみが伴います。自分でその情 報を生成しなければならない能動的な行為です。けれども何度も推敲したり校閲したりして、時間を掛けながらじっくり書くことは可能なので、能動的では ありますが即時性はありません。そして「話す」という行為は、能動的な行為でありかつ即時性が必要されるという訳です。

こ のように整理してみると、じっくりと時間をかけることができるかつ受動的な行為である「読む」というスキルが比較的容易に習得でき、能動的行為かつ即時性 が必要とされる「話す」という行為が苦手な日本人が多いということが納得できそうです。しかしながら、アメリカ人ネイティブであっても、学校教育を十分に受けていない人は会話は自由に操れれるけれども読み書きができないといういわゆる文盲は、全米で3千2百万人、全人口の14%にも上る、米国成人の21%の読解力は5年生並み、高校卒業生の19%は文盲という教育省の調査結果があります。(2015年12月6日付けHaffingPost.comより)それを考えると、どれだけそのスキルを使う場面に遭遇しているかによって、習得の度合いが決まると言えそうです。

性格の異なる4つのスキルを一度に全部習得しようとしても難しいので、毎年(もしくは4半期ずつ)フォーカスするスキルを選んではいかがでしょうか? 米国出張や海外旅行の予定がある方は必要になりそうなフレーズを何度も練習する(話す)のもよいでしょうし、TVや映画を吹き替えなしで観たいという方はリスニングの練習をするのも良いでしょう。

今年の私の目標は「外国映画の英語字幕が読めるようになること」でしたが、目標への到達度は15%くらいでした。まずは読むことへのアレルギーを減らし、速く読めるようにならないと、字幕や英語のテロップに追いついていくことができません。

今年もあとわずか。来年からどうぞまた、コーヒー片手に私と一緒に英語の勉強を始めませんか。

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