英語でコーヒータイム(23) 視力検査
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最近、上手なプレゼンテーションの仕方を教える講習会や研修があちらこちらで行われています。とても良いことだと思います。
アメリカのビジネスマンと比べて、日本人のプレゼンが下手というのは、私の経験からしても事実です。(もちろん例外はありますが、そういう日本人の方は海外でプレゼンの経験を積んだ方がほとんどです。)
どんな点が改善を必要としているでしょうか?
- スライドが読み原稿の代役を果たしており、そこに書かれていることを棒読みするだけ。
- オーディエンスとのアイコンタクトが乏しく、発表をしっかりと聞いてもらっているのか、相手が自分の発表や説明に関心をもっているのか否かを把握していない。
- 読み原稿を作っても、練習不足で、聞き取りにくい英語になってしまっている。
などのHOWに関する問題と、
- 何を言いたいプレゼンなのか主旨が不明確である。
- 内容と結論があっていない。
- 以前のプレゼンの繰り返し。
- 概要レベルすぎて、具体性に欠ける。
などのWHATに関する問題に大別することができます。
その他に、スライドの作り方に関する問題も見受けられます。
1枚のスライドの情報を「てんこ盛り」にする傾向が、日本人のプレゼンには多いです。
パソコン上では、あまり気が付かないかもしれませんが、文字の大きさが18ポイントや20ポイントよりも小さくなると、投影した時に部屋の後ろの方からは見えにくくなります。
スライドに系統図や構成図が描かれている場合、各要素の説明が10ポイントどころか8ポイントとか英語だと文字数が多くて6ポイントとかを使わざるを得ない場合があり、ハンドアウト(配布資料)にしない限り読めないということがよくあります。
アメリカのプレゼン資料でも文字数の多いスライドがないわけではありません。
製品紹介で、データシートと言われる製品仕様一覧や、ロードマップ(機能開発計画)で説明されるリリース番号と追加機能の一覧表などは、1枚のスライドに書かれる文字数が多いです。
こんな時によく聞くせりふが
「Sorry for the eye chart.」
「視力検査表みたいな細かい文字のチャートになってしまっていてすみません」という意味です。
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