英語でコーヒータイム(6) スリルとサスペンス
プリズンブレイクの題名で、日本でも放映されているアメリカの人気TV番組。スリルとサスペンスに満ちた24(Twenty-four)に勝るとも劣らない番組です。私もすっかりハマり、DVDとダウンロードで見ています。ハラハラドキドキの連続。1エピソード約40数分ですが、あと一つあと一つとついつい仕事をそっちのけにして、見続けてしまうという代物。
「この番組すごいわよ。ハラハラドキドキよ。スリルとサスペンスの連続よ。」と英語で言いたいのですが、この「ハラハラドキドキ」「スリルとサスペンス」がすぐに英語で出てこないのです。
そこでいつもの事ながら、オンラインの和英辞典を引いてみました。
It is full of the jumps and the thrills.
It is thrilling and suspenseful.
あたらずとも遠からずの英訳が出てきました。
でもあまりにも直訳過ぎてパンチ力に欠けます。
もっと良い言い方がないのかネイティブの人に聞いてみました。
「Cliff-hanger!」
なるほどねぇ。cliff-hangerは「崖っぷちにぶら下がっている」と言う意味の名詞ですが、英語では名詞を形容詞的に使うことができます。
Prison Break is a cliff-hanger story.
と言えば、まさに「プリズンブレイクはハラハラドキドキ、スリルとサスペンスの連続だ。」ということになるのです。
私は様々な英語研修で、和文英訳した後にその英文を再度和訳することによって、適訳になっているかの推敲をすることを進めています。英文和訳しないとクローズループにならないからなのです。残念ながら日英辞典はあまりお勧めできるものがありません。機械翻訳も日英は性能が限られます。中級以上の英語力上達はいかに和文英訳が上手になるかだと思っています。
いったん英訳した文を再度日本語で吟味することこそが和文英訳の上達方法だと信じています。