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世界から憧憬される骨太なニッポンになろう。カリフォルニア発日本応援歌

英語でコーヒータイム(15) You have my word と May I have a word with you?

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You have my word は「約束します」という意味であることは先日述べました。

Can you give me your word? と言えば「約束してくれますか?」ということになります。

これをCan I have you word? と言ったらどうでしょうか?

おそらく前後の文脈から「約束してくれますか?」という意味として通じると思います。でももしかしたらちょっとだけ混乱の原因になるかも知れません。なぜかというと、、、、。

Can I have a word with you? 

という、似て非なる表現があるからです。もう少し丁寧に

May I have a word with you? という表現も良く使われます。

これは「ちょっとお話したいのですが。」という意味で、「お耳を拝借できますでしょうか?」ということなのです。部屋の外へ呼び出して、囁き話をしたい時などに良く使われます。

上司が部下に「ちょっと部屋に来てくれ。」という際にもこの Can I have a word with you? が使えます。

逆に部下が上司に「ちょっとお時間を頂けないでしょうか?」という場合にも May I have a word with you? が使えるのです。

TVや映画など、取調室で被疑者にいろいろと尋問をしているシーンで、同僚刑事が尋問している刑事を部屋の外に呼び出して、新たに入手した情報を伝える場面などでも耳にすることがあるフレーズです。

アメリカでは、何か問題があった時に本人と直接、話をして問題を解決しようとする習慣(傾向?)があります。日本人はネガティブなことを本人と話すのが苦手です。ネガティブな事を直接本人と話すと、それがシコリとなって、後まで尾を引く、気まずい関係になってしまうことをきにしてしまいます。でもアメリカでは What you are と What you did を区別する性向が日本人とは違います。第三者を巻き込む前に、まず当事者同士で、問題の解決を図るというのが通例で、その習慣は子供の頃から植えつけられるものなのか、国民性なのかはわかりませんが、いずれにしてもまず「当事者同士で」ということが期待されています。

Confrontationが苦手な日本人としては、ちょっと辛い場面です。

I have to have a word with you. というと「(あの件)話しなくちゃな。」みたいな感じになります。場面や声色によっては「顔、貸してもらおうか。」という雰囲気になるかもしれません。

だんだん脱線して来たのでこの辺でやめておきますね。

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