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ITが無いと生きていけないのに、アナログな日々

IBM海外支援チーム 「君の瞳に乾杯!」の国で

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IBMには、IBM海外支援チーム(Corporate Service Corps)という、社員がNGOの専門家と協力し、世界の新興市場などで経済、環境、教育分野の基盤構築を支援するプログラムがあります。2007年にプログラムを発表し、翌年の3月に第一回のメンバーが派遣されました。その後、毎年実施され日本IBMからもこれまでに51名の社員が世界17カ国に派遣されています。

IBM社員が持っているスキルや知見を世界の人々に役に立ててもらおうという社会貢献的な側面と派遣された社員にグローバルな問題解決力、コミュニケーション力など今後の仕事においてリーダーに必要な体験を得てもらうという人材育成の目的もあります。実際に海外で活動する期間は1ヶ月ほどですが、事前に当地の習慣、文化、言語、参画するプロジェクトの目標、社会経済情勢および政治情勢について学習するための3カ月間の研修を受講します。滞在の一ヶ月でプロジェクトが終了するのではなく、現地IBMや後続の別のIBM海外支援チームに引き継がれていきます。
過去のプロジェクトの中には、その成果がプレスリリースとして発表されたものもあります。
  IBMのボランティア活動がタンザニアのツアーオペレーターのインターネット活用を支援
  http://www.ibm.com/jp/press/2008/12/1201.html

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帰国しても現地で知り合った方々と定期的にコミュニケーションしている社員も多いようです。昨年、モロッコへ派遣された弊社社員のインタビューをfacebookに掲載しましたので、そちらもご参照いただけると幸いです。このプログラムのもう一つの利点は、世界中のIBM社員とチームを組んで臨むことです。今回、モロッコへ派遣された社員も、現地でインド、アメリカ、台湾、オーストラリア、フィリピンの各IBM社員と協業しました。育ってきた文化が違う社員と協力して仕事をすすめることは、参加した社員にとっても貴重な経験になっています。モロッコは、第一公用語がアラビア語、第二公用語がフランス語だそうで、現地ではやはり言語で苦労したそうです。モロッコと言えば、カサブランカ。ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマンの古い映画をすぐ思い浮かべてしまいます。「君の瞳に乾杯!」のような粋な台詞を言える出来事は・・・、多分無かったと思います。


モロッコに派遣された弊社社員 土肥のブログ
Au Maroc

http://mihoko-aumaroc.blogspot.jp/

インタビュー記事 (記事、写真も私。もちろん、「ろくろを回すポーズで・・・」ってお願いしましたよ)
IBM海外支援チーム・プログラムで日本IBM社員がモロッコへ
https://www.facebook.com/note.php?note_id=350669268322189

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