うまくいかない原因のほとんどは自分にある
いきなりですが、
・自分は会社の中で冷遇されている
・転勤してもいつも上司には恵まれず、嫌われてしまう
・今の会社ではキャリアを形成することができない
・希望の赴任先は同期に奪われてばかりだ
・同僚は出世の足を引っ張るタイプばかりで包囲され身動きできない
など、組織の中に所属していれば誰もが経験しそうな項目ばかりを
並べてみました。
どれか1つでも当てはまりましたか?
好き嫌いの感情で動く人間のやることですから、全て公平という訳にはいきません。
数人で構成される家族の子育ての状況とは訳が違うのです。
それにしても、上記に並べてみた項目すべてに共通する考え方は何でしょうか?
難しい質問をしました。それがわかれば誰も苦労をしませんね。
いずれも、
「自分中心にした考え方」
という点が共通しています。
どういうことかと言えば、
自分だけが会社の中で損をしている、自分だけが可愛がられていない、
自分だけが必要とされていない、自分だけの評価が低い、などがベースにある考え方という訳です。
もちろん人は誰もが自分が一番可愛いのです。
例えば北朝鮮と米国が戦争を始めて、日本列島の上空をミサイルが飛び交うようになったとしても、自分が一番気になるのは、朝にしでかした深爪や今日のお昼に何を食べようか、です。
人間なんてそんなようなもんです。
でも、このままでは上記のような悩みを解決することができません。
どうすれば良いのか?運が巡ってくるまで時を待つしかないのでしょうか?
このような場合の解決策は「すべての原因は自分にある」と思うことが一番です。
自分中心=他人が悪い・・・という考え方を止めて改めるのです。
私が先月に経験した事例に当てはめてみましょう。
「その日は、息子の進学に合わせて注文しておいた新しい自転車が自宅に納品されるはずでした。時間も1時間という枠を設けて店主にお願いしていました。なぜならその時間を過ぎると家を出て外出する予定が入っていて不在になるからです。ところがリミットの時間まであと30分、20分となっても一向に配達されてくる気配がありません。それどころか出かける5分前になって今から準備して店を出ます、という電話がようやく入ったのです。これでは間に合いません。自転車店から自宅まで15分は最低かかるからです。完全な約束違反だと私は腹を立てました」
さすがの私も落ち着きを取り戻すために時間を要しましたが、ようやく次のような考え方で気持ちを沈めることができました。
「リミットの時間が来る30分以上前にどうして店主に確認の電話を入れることができなかったのか?それができればうまくいったはずだ。すべて自分が悪いんだ」と。
私のこのような事例でも分かる通り、店主のせいにするとすべてが悪い方向に行ってしまうのです。
「すべての原因は自分にある」と思うことの利点は無数にあります。
職場の例に戻ると、
上司のせいにしない、会社のせいにしない、同僚のせいにしない、という点において自分が謙虚になります。素直になります。反省します。
そうすると結果的に、会社の中でのポジションが好転することを実感できるようになるでしょう。
そして何より、精神状態が良くなり、毎日の生活に活力が出てくるのです。
精神衛生面で一番良くない考え方が、自分中心であり、かつ他人のせいにすることです。自分はいつも不遇だ、という考え方が自分を悪い方向に追い込んでいくのです。
最後にもう1点を付属として付け加えると、自分中心より他人を心配する考え方に改めることです。
そうすることによって、今まで気になっていたことが気にならなくなり、さらに人生が好転し始めること間違いなしです。
早速、実践してみましょう!