オルタナティブ・ブログ > 大塚秀樹の“マーケティングマインド”の醸成 >

技術で勝って、商売で負けていませんか?

大舞台で実力を発揮する事の難しさ

»

match.jpg連日のように報じられているリオ五輪のニュースですが、メダルラッシュに沸いていて国民としても大いに勇気づけられます。

特に眩しいくらいのスポットライトを浴びる選手は、やはりメダル獲得という結果を出した選手です。彼らは、実力通りの、または実力+運も味方につけて表彰台を勝ち取っていったのです。

一方で、本来なら前年の世界選手権等での結果を見れば、メダル争いに絡んできてもおかしくない選手が敗退していく姿も見てきました。
そういった選手をカメラが追うことは少ないので、気付かれることなくブラジルを後にして帰国の途につく訳ですが、察するに相当な悔しさを持って会場を後にするのではないでしょうか。

大舞台の雰囲気に飲まれた、選手村での生活に慣れなかった、大柄な外国人選手との接触にためらった、競技会場が自分に合わなかった、などなど、いろいろな原因が考えられます。

ただ筆者が思うに、結果を出せなかった選手に共通しているのは、応援している人たちの期待に答えたい、金メダルを絶対に取りたい、等の過度な重圧であり、知らず知らずの間にプレッシャーとなって自分に乗りかかり、身体が硬くなってしまった、という失敗をしてしまったことではないでしょうか。

こんな場合に筆者がアドバイスしたいのは、普段持っている自分の実力を発揮するという平常心を持つべきだということです。下手に実力以上のものを出そうとしたり、自分の明るい未来のために結果を出す、などの気持ちを持つと失敗するのかもしれません。

いくら頑張っても実力以上のものはそう簡単には出せないはずですので、やはり持っている実力を100%出し切る、というメンタルの持っていき方に尽きるのだと思うのですが、いかがでしょうか?

これはスポーツの分野に限らず、高校や大学の受験時にも共通する定理だと思うのです。

Comment(0)