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勝負どころを迎えたLINE

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line.jpgLINEが念願の上場を果たしました。
先月14日にニューヨーク証券取引所に先行して上場し、翌15日には東証に上場したのです。

当初はもうとっくに上場していてもおかしくなかったのですが、各種タイミングの悪さが重なり、先月まで延期してきたのでした。

これで何か大きな目標をすでに達成してしまったかのような気分で、LINEも先行きが明るいと言いたいところですが、そうはいきません。
世界に打って出るのにも、列強が控えているからです。
同じメッセンジャーアプリの世界では、米What'sAppやフェイスブックMessenger、さらには中国の微信(ウィーチャット)という月間利用者数が世界で10億人前後の3強が立ちはだかっているという訳です。

少なくともLINEには、中国を除くアジア全土を手中に収めることが手始め、と思われがちですが、台湾やタイ、インドネシア以外のアジア諸国では十分にシェアを高めることが今だにできていないのです。

LINEもようやく重い腰を上げて、自前主義からの脱却を図るべく動き出していて、自社のアプリを様々なサービスの入口に使ってもらう"スマートポータル戦略"を打ち立てています。
もちろん企業間の提携としての筆者お薦めのアイデアは、以前より繰り返し提唱してきたソフトバンクとの合弁です。シナジー効果を発揮できるベストパートナーだと思っているからです。

我々が考えている以上にLINE社内では様々なアイデアが議論されているのだと筆者はかねてより予想していました。

いずれにしてもLINEには、3強の非常に力量のある他社との差別化戦略が必要だと感じています。
その戦略も十分に練られたものでないといけないと危惧しています。


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