マーケティング担当冥利に尽きるテーマ〜海外でウォシュレットが売れない
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なぜこんなにも良い製品が海外で売れないのか?
TOTOのウォシュレットのことです。
(LIXILはシャワートイレ)
確かに営業努力もあって、中国をはじめとしたアジアの新興国の富裕層には浸透が始まっています。
むしろ、米欧の先進国でまだまだ売れていないのです。
どうしてでしょうか?
タイトルのとおり、マーケティング担当者冥利に尽きるテーマだと思いませんか?
筆者はそう思います。
例えば、日本代表のサッカー五輪代表チーム(U23)が海外遠征に渡航した現地の宿舎で、ウォシュレットの付いていないトイレに対して、ほとんど悲鳴に近い苦情を漏らしているのです。
トイレの問題で選手たちが普段持っている実力を試合で発揮できないとなったら一大事です。
どうしてこんなにも良い製品なのに海外で広がらないのでしょうか?
このテーマを考えるのに、筆者は昔の我が国におけるウォシュレットの黎明期を思い出すことにヒントがあると考えています。
別に温水洗浄まで大袈裟にしなくても、従来どおりのトイレットペーパーで拭けばいい、という壁の存在です。
ところがその後、広がり始めた背景には、一度使ってみると病み付きになる、という状況があったと思います。
海外でも同じで、とにかく試してもらうことだと思います。
いずれにしても、日本人のお尻もすっかり皮膚が薄くなったものです。
海外でのトイレのペーパーの使用に多くの慣れない日本人が苦しむ時代になってしまったのです。
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