復活の材料が揃ってきたソニー
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VAIOブランドを手放し、エンタメと金融事業に頼って何とか近年は利益を出していると揶揄されていたソニーですが、次代を担う事業ドメインをうまく離陸させてきました。
そんなソニーが持つリソースの中で、筆者が最も有望視しているのが、画像用センサーです。
なぜならIoTや自動車の自動運転技術などで、もっとも重要視されている、いわば核となるべき技術が画像センサーである訳ですが、主役であるCMOS(相補性金属酸化膜半導体)において世界シェアを44.4%握り、首位を守っているからです。
もちろんソニーは画像センサーの技術をカメラ事業を通して磨いてきた訳ですが、うまく技術転用をしてきました。
確かにスマホでの用途は、世界的な飽和状態でピークを過ぎつつあるように見えますが、例えば複眼カメラ機能の導入開始によりCMOSの需要がむしろ増えていくことが予想できます。
さらに自動運転分野では、車中の前や後ろ、右や左というあちこちに認識用のカメラが必要になりますので、需要数はどんどん増えていくのです。
この分野はサムスンも追い上げていますが、ソニーは高い技術力を持って常に先頭を走っていって欲しいと願っています。
元気なソニーには我々も勇気づけられ、応援したくなるのです。
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