成功体験を積み重ねることの重要性
やらないといけないのになかなか手を付けることができない、いいことだとは頭の中でわかっていても全然動き出すことができない、なぜでしょうか?
いつまで経っても行動できない自分の根底には、さまざまな理由があります。
その中でも大きな理由の1つが、自分に自信が無い、という点です。
失敗したらどうしよう、どうせうまくいかないに決まっている、といったネガティブ、後ろ向きな自分が行動を起こすことの邪魔をしているのです。
どうしたら、自信を戻すことができるのでしょうか?
前向きに歩き始めることができるのでしょうか?
筆者が考える最も効果的な処方箋が、自分の過去の成功例を思い出すことです。
思い出すべき成功例は、今自分が行動を起こすことを考えている方向性と内容がある程度合致していることが理想です。
ただし、完全に合致していなくても、自分の自信を取り戻すためだけが目的であれば、相違した内容の成功例でも構いません。
さらに言えば、大きな成果を挙げた成功例であるに越したことはないのですが、小さな成功体験でも構いません。
よく言われることに、失敗例を積み重ねることによって、確実に経験値は上がり、次の成功は近づいているという考え方があります。
確かに、同じ失敗は繰り返さない、という点では失敗も必要ですが、筆者は成功体験こそがより大切だと考えます。
自分の自信を取り戻すという目的ではなく、成功例を参考にするという点では、自分の事例に限ったことではありません。
他人や他社の成功事例を参考にしてもいいのです。
もちろん、成功するための新しいビジネスモデルを考える、という目的では他社の成功例をそのまま真似しても駄目ですが、成功するために必要な考え方を学んだり自社を動かすために事前に学ぶ、という意味では他社の成功事例こそ、最高の教科書だと思うのです。