掛け声だけで終わってはいけない経済成長目標
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先進国において、過去20年間に国内総生産(GDP)が伸びていないのは我が国だけです。
超大国だけではなく、イタリア等の準大国でさえ、すべての先進国がGDPを伸ばしてきています。
それだけ、我が国の経済はおもにデフレによって規模が縮んできている訳ですが、やはりGDPが伸びていかないと、あらゆるところにひずみが生じてきてしまいます。
2014年度の我が国のGDPは491兆円でした。
これを政府案としては、2020年度くらいまでに600兆円まで増やそうという計画が持ち上がってきています。
おわかりのとおり、これだけ世界の人口が増え、それに伴い経済活動も活発になってきた中で、日本だけが経済の規模が大きくなっていかなかったという厳しい現実がある前提条件の上で、GDPをここまで増やすことの難しさを感じています。
さらに言及すれば、我が国の傾向としてGDPの金額もそうですが、経済成長率を見る場合も実質の数値を重要視しているように感じています。筆者は実質よりも名目数値を重要視した方がいいと考えています。
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