中国も大手小売りの閉店が加速
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日本では、イトーヨーカドーやユニーがGMS(ゼネラルマーチャンダイズストア)とも呼ばれる総合スーパーの既存店の閉店を相次いで打ち出しています。
それくらい、総合スーパーの経営には厳しさが漂っている訳ですが、原因は衣料品でいえばユニクロなどの専門店に顧客を奪われているからです。
閉店を加速させるというニュースを聞いて、ほくそ笑んでいるのはイオンかもしれません。
イオンも辛抱に辛抱を重ねてようやく、少しだけ総合スーパー部門が上向いてきたので、辛抱しがいがあったのかもしれません。
大型商業施設の閉店ラッシュは、何も日本だけではありません。
中国でも加速しつつあるのです。
閉店し始めたのはショッピングモールとまではいきませんが、百貨店で閉鎖が相次いでいます。これを聞いて意外と思うかもしれません。中国では中間層の台頭が顕著で、爆買いという行動があまりにも有名だからです。
ところがこうした行動は、あくまで日本などの国外に旅行しての動きであって、自国内では倹約志向が強まっているという訳です。
中国における消費分野で影響力を増しているのが、"80後"と呼ばれる1980年代生まれの人たちです。一人っ子が多いことも彼らの特徴ですが、消費に関しては贅沢を好まず、身の丈に合った消費をする世代だと言われているのです。
決してモノを買わない訳ではないのですが、自分の生活レベルからして無理してでもブランド品を買うのではなく、あくまでモノの値段と価値を見比べて購買を決定する、というような賢明さを持ち合わせているのです。
いずれにしても、これから先は我々が中国人に対して抱くイメージも、少しずつ変わっていくのかもしれません。
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