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技術で勝って、商売で負けていませんか?

シニア市場を狙う為には彼らを知る事から

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senior.jpg私、大塚の先日の拙ブログでも触れましたが、シニアを顧客としてのターゲットにするには少しコツが必要です。

今回は、シニア層について考えてみる機会がありましたので、ご紹介したいと思います。

昨日、後期高齢者に相当する人物が経営する企業をご訪問して、ご当人様と歓談する機会がありました。

この企業は、筆者が会社員時代に勤務していた某大企業のOBの方で、現在は前述の企業にて主に当該会社を退職された年配層の人たちを組織化して、現役時代に得意であった通信インフラ系の仕事を受託して、本人の専門性に応じて仕事を任せる、というスタイルのビジネスを展開しています。

この代表者本人もそうですが、今の生活が充実していると言います。
現役を引退後に自宅に引っ込んでしまうと、そのまま肉体的にも精神的にも老いていくことが加速していくことをよく知っているのです。

彼らの現役時代は高度成長期で、やったらやっただけ成果が目に見えて出るような恵まれた時代だった、とよく語られますが、それは事実だとしても彼らは猛烈に働いてきました。今のような余暇の豊富な過ごし方はなく、ただ働くだけでした。もちろん当時に完全週休二日制はなく、土曜日に終日勤務することも当然でした。

だからこそ、現在の心身ともに充実した晩年の人生を迎えている人も多い、ともいえます。

シニア層を狙うためには、彼らを知ることが大事です。
例えば、観劇に行けば観賞後は必ず落ち着いた大人が集うレストランで食事をするとか、インターネットリサーチに使う検索エンジンやポータルサイトひとつ取っても、その他の年齢層とは明らかな違いがある、という具合です。





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