ミラノ万博に見る和食の評価
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人気を博しており、多くの話題を提供してくれている開催中のミラノ万博ですが、日本館が提供している食の評価が気になるところです。
そこで先日の"めざましテレビ"で現地のフードコートでの人気ランキングを紹介していましたので、本日はご紹介したいと思います。
人気順から、
- 天ぷらそば
- チキンカツカレー
- 焼き肉ライスバーガー
- 和牛すき焼き御膳
- マグロ漬け丼
この中でも私、大塚が興味を持ったのが、3位の「焼き肉ライスバーガー」です。
4位のすき焼きなどを抑えてランキング上位にきていたからです。
つまりこういうことです。
伝統的な和食を全面に出して、現地で味わってもらうことも、もちろん大事なことですが、それが国内外食産業が勝負を賭けた海外店舗であったのなら、提供する食の現地化、つまりその土地の好みやニーズを反映したメニューを出すことも必要だということです。
例えば、モスバーガーを提供するモスフードサービスは、進出先で提供するメニューについては現地の判断にまかせるようにしています。
これが功を奏して、一例を挙げますと台湾での店舗ではパイナップルやかつお節を間に挟んだハンバーガーや、お好み焼き、桜えび風味のバーガーを考案して人気を博しているのです。
こうした背景には、台湾の消費者は日本に比べて"熱しやすく冷めやすい"という気質がありますが。
メニューの現地化を進める中でも、和食らしさを損なわない工夫を凝らせば、十分やっていけるのだと思います。
自社のブランド価値を考え、コンセプトにうまく落とし込み、融合させることが肝要なのだと思うのです。
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