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技術で勝って、商売で負けていませんか?

新規ビジネスが今ほど求められている時代はかつて無かった

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idea02.jpg今のビジネス環境をひと言で表すとどんな表現が思い当たりますか?

「モノが売れない」「不景気」「不透明」「先行きが読めない」「混沌(カオス)」「上向いてきた景気」「五輪特需」「世界リスクの偏在」など、次から次へとどちらかと言えば、ビジネスパーソンにとって、難しい時代との表現が多いのかもしれません。

こんな時代にも関わらず、企業が永続していくために必要な要件は何でしょうか?

既存顧客との末永いお付き合いでしょうか?、それとも事業内容のサービス重視への転換でしょうか?、はたまたM&Aの連発でしょうか?

上記のいずれも間違っている回答ではありません。
でも決定力不足です。

勿体ぶっても仕方ありませんが、実は「新規ビジネス」のたゆまない創出が一番大事なことです。

「経営の安定や成長は新規市場・新顧客開拓からしか持たらされない」by メガチップス 進藤会長

それでは新規ビジネス創出のためには何が一番重要でしょうか?
私、大塚は以下の3点だと考えています。

  1. 広い視野
  2. 深い洞察力
  3. 現状の否定

この中でも特に日本企業は、3.についてが苦手なように思います。

そこで今回は、イオンの岡田社長の次の言葉をご紹介して、教訓にして欲しいと思います。

(なぜイオンは生き残れたのでしょうか?)という質問に対して
「答えはありません。偶然ということにしなきゃいけない。
  成功したとは全く思わない。そう考えること自体おかしい。
    成功したと思った瞬間から、すぐに転落が始まります。」

イオンは帝国を築いたあと、ここ1〜2年は低迷が続いてきました。
しかし最新の業績では上向き感も出てきています。
やはり"何をどう考えるか?"は、成功のためにとても大事なファクターなのです。

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