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技術で勝って、商売で負けていませんか?

ボリュームゾーン不況

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store.jpg現在はまさに「ボリュームゾーン不況」に陥ってしまったように思えます。

従来までは通用した値下げだけでは集客がうまくいかず、仮に一時的に売れたとしても需要の先食いになるだけです。

安くても品質の良さを伴い、個性も兼ね備えていないといけないという訳です。

何と商売はこんなにも難しくなってしまったのでしょうか?

商品の値段が安ければ十分ではないでしょうか。同時に品質の良さを求めるとは、両立の困難さが消費者にはわかっていないようです。


とは言ってみたものの、これが現実ですので、時代に合わせないといけません。

自社の都合だけでモノを売ってはいけないのです。

自社の商品が売れなくなったときほど、立ち返るべき目線は「お客さま志向」です。

これは何も過去にないくらい新しい考え方という訳ではありません。
ごく当たり前の考え方です。

ところが、意外とできていない企業が多いことも事実です。もしくは自社はできている、と勘違いしている企業が多い、と言った方が正解かもしれません。

これまではうまくいっていた小売り大手でさえ、陥ってしまう落とし穴です。

だからこそ、しつこく、くどいくらいまで、唱える雰囲気が社内にあることが必要なのです。


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