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インターネットとそのガバナンスについてつらつらと

ASSIOMA大元さんのソーシャルメディア考に共感しながら

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ASSIOMA大元さんが今日、

Twitterブームの次はFacebookブーム?Facebookを単なるTwitterの代替手段と思っていませんか?そもそも何故「ブーム」にしたがるの?

というエントリをお書きになっていました。大元さんのところにコメントしようとしていたのですが、なんか長くなりそうだったので、いっそのこと自分のところで書こう、ということにしました。

Twitterがなにやらもてはやされ、もてはやすのに飽きたとき facebookが注目を浴び始めたということで、単なるITの流行りものとしか捉えられないと、上のタイトルのようなことになっちゃいますよね。

ネットワーク外部性というヤツで、使う人が多くなると俄然メリットが激増するわけですが、所詮プラットフォームなわけで、その上で何をやるか・できるのかをちゃんと分かっていることが重要なんですよね。それが分かっていて初めて、されどプラットフォームだと論じられるわけで、それが分からない人は、単にプラットフォームに振り回されているだけということです。

そういうことをちゃんと、熱く身を持って語れるのは、さすが大元さんです。

ソーシャルメディアが無かった時代には、サラリーマンを続けながらそんな「夢」を見続ける事は「馬鹿だ」と言われたかもしれません。ましてや、ファ ンを作るなんていう事は、本当に夢でしかなったでしょう。しかし、人と人とが繋がれる時代になった「今」なら、あなたの素晴らしさを「万人に届ける」事は 夢では無くなったんです。昼はコツコツとサラリーマンを続けつつ、夜や週末にコツコツと作品を作り、それを世に発表する。その作品が素晴らしければ、誰に でも平等に「万人に知って貰えるチャンスが与えられる」

会社員でありながら、夢を諦めずに「ファン」と成長していくような事が出来たなら、どれだけ充実した生活が送れるでしょう。

インターネットやICT技術は、あらゆる情報を地理的隔たりを超えて届け、その結果、いまや現実社会での営みの多くがネットワーク上でできるようになりました。それも、世界中(日本中、と言っても凄さを実感するのには十分かもしれません)のありとあらゆる人同士を、anyone to anyone でつなげることができるのが、凄いことなんだと思います。

インターネットが大元さんの夢を実現した、と言われているようで、なんだか胸が熱くなります(ソーシャルメディアがあって実現していることとはいえ)。メジャーなメディアを通すことなく、自分の言いたいことを表現して、それを体験したい人に伝え、共感することができる。これがインターネットというものの醍醐味で、この anyone to anyone という性質が必要ないのであれば、IPをプロトコルとして採用したとしても、インターネットである必要がないんです。

 

 

ところで、

mixiなり、twitterなり、facebookなりと、ソーシャルメディアが出てくるたびに、なんかしら分析したら、こういうソーシャルものの本質なり理論なりが出てこないものかと、ここ数年ずっと思い続けています。

世の中にはネットワーク科学などと呼ばれる学問領域があって、スモールワールドネットワークやら、スケールフリーネットワークやら、6次の隔たりやら、キーワードはたくさんあります。こういうものを読んでなるほどなと思うこともあるわけですが、後から考えるに、なんか、物足りない。これらが、どうも、単に統計的だというか、中身を捨象しているのが気になるんですね。

情報(というものをどう捉えるかだけ議論するのも無限に時間が必要そうですが)が伝わって相手に受領されて作用するということを、情報側から科学的に捉えて扱うような研究、そんなものがあったら見たいと思いながら、なかなかお目にかかれません。そういうものがったら、ソーシャルメディアの類型化なり分析がグッと進んでいるでしょうが、そうでないところを見ると、やっぱりないのかなぁ。

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