The inaugural Itojun Service Award goes to Google
広島で開催されているIETF76に日曜と月曜朝だけ出席して、東京にとんぼ返りしてきましたが、twitterやmixiで続々入ってくる情報を横目に見つつ、なんだか悔しい思いが。。
そんな中、Googleが第1回のitojunサービスアワードを受賞した、というニュースが飛び込んできました。水曜日のプレナリで発表されたようです。
itojun award - あどけない話
Lorenzo Colitti and Erik Kline of Google receive initial Itojun Service Award - ISOC
第一回Itojun Service AwardをGoogleのLorenzo Colitti氏とErik Kline氏が受賞 - WIDE Project
第1回Itojun賞はGoogleのLorenzo Colitti氏とErik Kline氏へ - INTERNET Watch
Itojunこと、萩野純一郎さん。2007年に若くして亡くなったインターネット技術者で、IPv6の開発の中心人物の一人でした。僕なんかより若いのに、IAB - Internet Architecture Boardのメンバに、村井純さんに次いで日本人として2番目になるほど、世界中の技術者から信頼されていた人でした。その遺志を引き継ぐために制定されたのが、Itojun Service Award。IPv6の推進に功績があった人に送られるものです。
受賞者となったGoogleのLorenzo Colitti と Erik Kline は、GoogleのIPv6化を担当する技術者。GoogleのIPv6化のニュースは、2008年の春だったでしょうか。さすがGoogle,IPv6に関しても世界に先駆けてやってくれます。LorenzoとErikはその担当者であるとともに、世界中を飛び回って様々なカンファレンスで、IPv6化の経験を惜しげもなく(多少景気の悪い話も含めて)共有してくれています。上に挙げた「あどけない話」で山本和彦さんも書いていますが、彼らにはこの受賞の資格が十分あると思います。