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インターネットとそのガバナンスについてつらつらと

kokatsu.jp アクションプラン2010 は見ごたえあった

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10月19日月曜日は、IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース主催の「kokatsu.jpアクションプラン2010」というイベントがありました。このタスクフォースが立ち上がったのが昨年2008年の9月で、だいたい1年、昨年10月には「テクニカルセミナー」と称してイベントをやったので、現況報告を兼ねてやろう、ということになったのです。

前半はタスクフォースの各部会からの報告と言うことで、僕も広報部会の報告をやりました。後半は、アクションプラン部会が改版した枯渇に向けたアクションプラン(IPv4アドレスが在庫するタイミングをにらみながら、どう準備を進めればよいか示した線表的なもの)を紹介した後、パネルディスカッション。このパネルディスカッションが見ごたえありました。

パネルチェアは、インテックネットコア荒野さん。パネリストに、NEC BIGLOBE岸川さん(元の上司ですわ。),MEXの高田さん,総務省データ通信課の武馬さん,慶応大学の中村修さん。

特筆すべきは、中村修さん。「まず言いたいのは、だいたい人が書いたアクションプランを見て、それで腰を上げているようじゃ、勝てません。勝てないというか、食われてなくなっちゃいますよ」と、毒を吐きます。

続いて曰く、NTTは今IPv6に積極的に出てきているけど、数年前から人を投入して研究したり検証したりやってきて今がある。BIGLOBEだって、今岸川さんは「やらせていただいている」とつつましくおっしゃっていたけど、IPv4アドレスがなくなる事態を読み込んでさっさと準備をしている。「大変なんですよねぇ」と嘆いているのを鵜呑みにするのは人が良すぎ。本当は言葉の裏で、リスクに挑んで虎視眈々とビジネスを狙っていると思わなきゃ。。。などなどと。

こういうことというのは、業界の中のプレイヤーは言えなくて、アカデミアの仕事だろうと思いますが、それでも、こういう風に毒を盛りながら単刀直入に言う人は、多くありません。中村修さんは、こうやって悪者を買って出てくださった格好です。

これは正にその通りなんですよね。IPv6に向けた投資や技術習得はお金が掛かりますから、小さいプレイヤーには不利に見えます。しかし、インターネットを期に成功したプレイヤーたちは、一様に、それまでは小さな会社だったわけで、時代の変わり目をチャンスにしてきた人たちだと。いうことです。

当日の様子を伺う方法がいくつかあります。
ひとつは、ustreamで中継していましたので、動画がしばらく残っています。
もうひとつは、正にそのustream中継をやっていたgeekpageのあきみちさんがtsudaってましたので、そちらのtwitterページもいいですね。

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