以前、区役所に行って住基カードをもらってきた話をしましたが、あれは確定申告..."> 以前、区役所に行って住基カードをもらってきた話をしましたが、あれは確定申告...">
オルタナティブ・ブログ > インターネット団体職員の独り言 >

インターネットとそのガバナンスについてつらつらと

電子的な確定申告

»

以前、区役所に行って住基カードをもらってきた話をしましたが、あれは確定申告のため。
確定申告の締め切りは3/16(月)。それを過ぎているということは、とりあえず完了しているわけだが、いろいろと思うところがある。

準備
住基カードと電子証明書をもらってきたのが2月初旬。
ICカードリーダーは区役所がくれた対応表の中からWinでもMacでも使えるやつをAmazonでクリックして買った。それをインストールしながら、e-taxのページを読んで作戦を練った。冒頭にe-Taxを始める流れが書いてあった

Etax

ので、これに従った。開始届出も利用識別番号の取得も完了。ここまでMac上で作業してきた。JPKIソフトはMac版があって、証明書がMacで使えることも確認できた。しかし、e-taxソフトはMac版ないように見える。しょうがない、Parallels上のWindowsでやるか。というわけで、e-taxソフトもインストール。

e-taxソフト不親切?
e-taxソフトで作業しようとすると、これが全然分からなくなる。去年まで、国税庁のWebページでフォームを埋めていくとPDFの書式が完成する、というシステムを使って書式を完成させて、手持ちしていた。このシステムは良くできていて、

 国税庁のWebページに行って、
 作成開始をクリックすると、
 申告書を埋めていきながら、
 必要に応じて添付資料を作成しつつ、
 当然計算はWebの向こう側でやってくれて、
 必要な書類全てがいつの間にかできあがる。

になっていたのだが、e-taxソフトにはそのような親切心は一切ないように見えた。

それでもめげずに、Webのシステムができあがる前に自力で紙の書式を完成させていたときのことを思い出しながら、埋めていくことをトライしたが、早晩に音を上げた。ダメだ、これじゃ仕上がらん。

Webのシステムで一度書き進めてみると、書式の埋め方分かるんじゃないか、と健気にも思って、Webのシステムに行ってやってみたところ、程なく分かったことは、

 e-taxソフトなんかインストールする必要全くなくて、
 Webのシステムで書き進んだ先に、「電子申告するか、印刷して手持ちor郵送するか」の選択ができて、
 結局Web上で電子申告が可能だった

ということであった。なんだよぅ。。。。それならそうと先に行ってくれよぅ。というわけで、割といつも通りの申告作業とあいなった。

落とし穴2つ
電子申告は、
 紙のエビデンスを提出する必要がない
 5000円の電子申告減税がある

ことをウリにしている。医療費控除を使う身分としては大量の領収書を送るのがいつも鬱陶しいので、紙のエビデンスを送らなくて良いことは、大きなメリットの一つだった。しかし、


●落とし穴1:医療費控除のためには、全領収書の情報を入力しないといけない
うっ、そうきますか。全部で150件くらいあったのかなー。これを全部入力。ある程度整理しないと打ち込めないので、結局一旦エクセルに入力して、ソートした内容をWeb上で打ち込むことに。
これだけでも大変なんだが、途中何度も、「全部項目クリア」みたいなショートカットキーを触ってしまい、1からやり直しという羽目に。たぶん、全件3回通しくらいの回数を入力したと思う。何度一人で大きな声を上げて落胆したことか。orz


●落とし穴2:結局、住宅ローン残高証明は提出省略にならず、郵送or手持ちの必要あり
完全なペーパーレスにはならないのね。。がっくり。残高証明だけ紙が必要な理由が、わからんよ。ペーパーレスでないなら、医療費だって領収書送りつければ良かったんだよ。。チェッ。


という大きな落とし穴に落胆することはあったが、それ以外はいつも通りにスムーズに。
送付に当たっても、Web上で利用識別番号を入れて、ICカードリーダを接続して住基カードをおいて、この辺からはSSLやVPNを、ハードウェアトークンの証明書で使うときのいつもの要領で、特に引っかかることもなく完了。

そうだよなぁ、WebでPDF作成までできちゃうんだから、それを証明書で捻って送れば済むわけじゃん。最初にイメージしていた要領の通りじゃないですか。e-taxソフトは、きっと、個人事業主とか会社とか向けだったんだろうな。。

そうならそうと、分かるように書いて欲しかったよぅ。。。

やっと要領が掴めた。来年は楽ができそう。

Comment(4)