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インターネットとそのガバナンスについてつらつらと

初めまして

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ご縁があって、このエントリからオルタナティブブログの仲間入りをいたします、前村昌紀(まえむらあきのり)と申します。よろしくお願いします。

JPNIC(ジェーピーニック:社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)でIPアドレス管理の仕事をしています。

初お目見えという機会ですので、自己紹介をしようと思います。

福岡出身、1967年生まれで、現在41歳。東京在住で、6歳の娘と9ヶ月になる息子の父親です。

現在はBIGLOBEと言っていますが、立ち上げたときはmeshという名前でした。NECのインターネットサービスの立ち上げを、ネットワーク技術者として担当しました。1994年のことです。これが、僕がインターネットの世界に入ったきっかけです。

あの頃は日本の商用のインターネットが立ち上がっていく時期でした。相互接続担当として他のISPの方々といろいろお仕事をご一緒するうちに、インターネットを運営するためのコーディネーションの仕事にいろいろと関与するようになりました。大きく2つあるのですが、一つが現在事務局職員として勤めているJPNICの活動。当時は外部委員としてやっていました。もう一つはJANOG(日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ)という、インターネットの運用技術を議論するコミュニティで、創設以来10年間運営委員をやっていました。

2000年、外資キャリアに転職しますが、JPNICやJANOGの活動は続きました。中でもJPNICの仕事はだんだん比重や重要性が高くなってきて、周りの方々も、勤め先よりもJPNICの役員として僕を認識していただくことのほうが多くなっていました。
しばらくその状態を続けていったのですが、片手間にやるのではなくて専心したほうが良いだろうと考えて、2007年1月に、勤めていた外資キャリアを辞めて、JPNIC事務局に着任しました。

JPNICは社団法人ですので、その事務局の従業員は、「会社員」ではなくて「団体職員」ですね。職業欄の選択肢に案外なくて、「会社員」と嘘をつくか、「その他」にチェックをするか、迷ってしまいます。

僕の興味の領域は、「インターネットを動かすこと」です。インターネットを動かすことは、インターネット以外のTCP/IPネットワークを動かすこととは似て非なるものです。似たポイントは、当然ながら、どちらもTCP/IPという同じプロトコル群やそれを実装した機器で構成されること。非なるポイントは、別々の人が運用管理している、30,000を越える別々のネットワークが相互接続されているという点。技術規格だけでなく、いろいろな決めごとを決める必要があって、IPアドレスの管理ポリシーもそも一つです。

こういう決めごとの周辺のことを、ガバナンスと言います。インターネットガバナンスという言葉もありまして、ここ10年くらい断続的に話題に上っています。このインターネットガバナンスという言葉からは、ドメイン名の統治の問題、ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers) が真っ先に想起されるように思いますが、IPアドレスや、他の相互接続の問題、技術規格などなど、ガバナンスの要素は多岐に渡ります。

このページでは、僕が仕事をする上で気になっている、この辺りのお話を書いていきたいと思います。ブログを書くのは初めてではなく、はてなダイアリーに「maemのサイバー独り言」というページを持っていました。今回オルタナにお引っ越し、と言うわけです。

毎日というわけには行きませんが、途切れないようにせめて週一では書いていきたいと思っています。

それでは、よろしくお願いします。

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