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予算が削られたときこそ、本当に必要なところにお金を使いたい

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なんだか、あちこちの会社で、「予算がカットされた~」などという悲鳴を聞きます。こんなときは、もうポジティブシンキングしかありません。今まで無駄に使ってしまったお金がないかどうかを見直すよいチャンスだと思います。

惰性で契約しっぱなしになっている定期購読の書籍、なんとなく買っている調査レポート。いつも付き合っている印刷やさんなどなど。

見直しのポイントはいくつかあります。

1.どこでやってもほぼ同じものは安いところを探す

例えば、印刷は、ネットで注文をする京都の印刷屋さん、グラフィックに変えるとカタログの印刷は、かなり安くなります。ただし、納期を短縮すると高くなるので、それなりに納期に余裕が必要ですけど。私は友人のIさんにここの印刷屋さんを教えてもらいましたが、その後自分のクライアント企業数社に伝えたところ、お勧めした会社は全部ここに切り替えて、かなりコスト削減ができました。普段付き合っている制作会社にデータだけ作ってもらってここの会社で印刷することも可能です。このあたりの情報は以前もブログに書きましたので、そちらを参照いただいたり、また同業他社との情報交換の中でも教えてもらえると思います。

2.他にお願いしてクオリティが変わるものはむやみに安いところに頼まない

例えば、安いからといって、ユーザー事例の原稿を書いてくれるライター、会議の通訳、マニュアルの翻訳、ウェブサイトのデザインなどを違うところに変えるのは考えものです。これら、相手のスキルに依存する内容の場合、少し割高についたとしても、それなりのクオリティが求められます。ここはむやみに削らず、お付き合いをする会社を変える場合でも新規で付き合う会社のスキルを慎重に見極める必要があります。

3.値引きをお願いしてもクオリティに影響しないものは、「これ、もう少し安くなりませんか?」と聞いてみる

お願いしている相手の気持ちが入らないと、クオリティが下がってしまう可能性のものがあると思います。そういうものを無理に値引きさせようとすると、結果としてクオリティが下がってしまうことがあります(何かを作ってもらうとかいう作業。たとえば展示会のブース制作など)。でも、雑誌の掲載料など、値引きできるかわかりませんけど、安くしてもらったからといって、そのページだけ印刷が汚くなるとかはあり得ないですよね。そういうものはお値引きを依頼するというのはありではないかと思います。

4.自社で完結できないか考えてみる

セミナーの度に豪華な会場を借りていたら、もったいないですよね。その分、社内の会議室を利用してのミニセミナーで済ませれば、会場費はいらなくなります。

5.社員が「それ」をできるようになるためのトレーニングにお金を使う

もしも、社員にスキルがなく、毎回映像の編集を外注している、Webサイトを一文字直すためにWeb制作会社に頼んでいる、プレスリリースを外部ライターに書いてもらっているが、社員には時間がある場合、トレーニングを受講させ、社内でできるようにするという方法も考えられます。たとえば、プレスリリースが書けない場合、自社でセミナーを仕切れない場合など、最初だけ専門家に頼み、そのときにノウハウの提供も含めて実地でトレーニングもしてもらうという方法もあります(そういう依頼を受けてくれる会社もあります)

限られた予算ですから、賢く効果的に使いたいものです。

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