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広告が売れない理由って?

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先日、ある出版社の人が、広告が売れにくくなっているという話をなさっていました。確かにITの世界でいえば、企業の合併や買収でクライアント数が減ったり、皆さん広告予算を削減したりと、いろいろな原因があるようです。そのせいでしょうか?

でも、販売先のミスマッチもあるように思うのです。たとえば、Aという会社がERPの広告を出したいと思っていて、ある雑誌(もしくはWeb)でERP広告特集があったとします。その情報がA社に届いていないのです。A社の人はその雑誌やWeb広告が出てはじめて、「あ、このような広告企画があるのなら出したかった」と思うのです。このような例が身近でありました。

A社が数千万や数億の広告を出すクライアント先であれば、企業は率先して営業担当者を訪問させ、その広告特集のご案内をするでしょう。しかしA社が数百万の広告しか出さないクライアント先の場合、まったく商品案内がなされないことが実際に多くあるのです。

確かに小さなクライアントに対して、きめ細かく商品のご案内などできないかもしれません。そうであれば、広告主向けのサイトを用意して、そこから広告商品の最新情報が取れるようにしてはいかがでしょうか?競合他社に見られてしまうことを気にするのであれば、それぞれにIDやパスワードを発行してはいかがでしょうか?私が知らないだけかもしれませんが、価格表や入稿規定はWebにあるものの、自社の要望にあった、最新の広告企画がメルマガなどで届いたり、パーソナライズされたサイトでふさわしい商品を紹介してくれるような仕組みはないように思います。

外的要因で広告が売りにくくなっているとしても、何かもっと自社で工夫して、買いやすくなるような方法を講じてもいいのではないかと思いました。

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