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Google+ ハングアウト機能追加版の部屋を管理する方法について

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Google Apps上でGoogle+を使っていると、時々ハングアウトを使って、パートナーや社内でTV会議を行うことがあります。
このハングアウトは、通常版と機能追加版があり、

通常版のハングアウト:TV会議を行う会議室を自動生成。ハングアウトが終了するとそのまま破棄されるため、都度生成

    https://plus.google.com/hangouts/ランダムで部屋名を生成(英数字の組み合わせ)

機能追加版のハングアウト:TV会議を行う会議室を生成。作成したものを残すことができます。
    https://plus.google.com/hangouts/extras/Google Appsで使っているドメイン名/部屋名


機能追加版のハングアウトのハングアウト名(TV会議室の部屋名)は、Google Apps ドメイン名と部屋名の組み合わせで構成されており、ドメイン名は各種それぞれ違うため重複することはありませんが、部屋名は既に登録してあるものとは排他制御ができるわけではないため、きちんと管理する必要があります。その他の通常版と機能追加版の違いはこちらのオンラインヘルプにあります。

ということで、データベースを用意して、ハングアウトで使うオンライン会議室を管理してみようと思います。
今回は、Force.comを用います。未だ使ったことが無い場合は、無料のDeveloper EditionでもOKです。

Force.comにログインした状態で、画面右上の自分の名前をクリックし、[設定] → [管理者設定] → [Google Apps] → [設定]にてGoogle Appsで使っているドメイン名を入力、設定しておきます。
Salesforce_google_apps_domain_setti

カスタムオブジェクトで、「オンライン会議室管理」を作成します。
作成には、Force.comにログインした状態で、画面右上の自分の名前をクリックし、[設定] → [アプリケーションの設定] → [作成] → [オブジェクト] → [新規カスタムオブジェクト]の順番で作成可能です。
Custom_obejct_settings

作成後、カスタムボタンを追加します。
カスタムボタンには、URLを設置します。
https://plus.google.com/hangouts/extras/{!$Organization.GoogleAppsDomain}/{!Google_plus_hangouts__c.Name}
上記のURLのうち、{!$Organization.GoogleAppsDomain}は、事前に設定しておいたGoogle Appsドメインのことです。
{!Google_plus_hangouts__c.Name}は、カスタムオブジェクト作成時に作成したレコード名です。(自動採番にすると重複することがないためオススメです。)
Custom_button_settings

カスタムボタン生成後、レイアウト編集にてボタンを配置します。
Layout_settings

既存のアプリケーションに「オンライン会議室」のタブを追加し、動作チェックを兼ねて1つだけ登録してみます。
Custom_obejct_screenshot

カスタムボタンをクリックし、Google+ ハングアウトの機能追加版の画面を開いてみます。
開くと既に部屋名(hangouts001)が入っていますので、あとはハングアウトに参加するユーザーやサークルを指定し、「ハングアウトに参加」のボタンをクリックすると、TV会議が始まります。
Hangouts_settings_001

今回は、Force.comでやりましたが、ハングアウトの機能追加版は、https://plus.google.com/hangouts/extras/Google Appsで使っているドメイン名/部屋名 の法則になりますので、他のフレームワークなどでもOKです。

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