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お金をかけずに、Google スプレッドシートで データ連携

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 ここ半年ほど、Google Apps の提案と導入を日々行っていると「データ連携」の壁が必ず出てきます。

グループウェアの更新が出てきており、Google Appsを検討したいということで、お声をかけていただくのですが、Google Appsの機能で、どういったことができるか説明を行うと、「社内のデータベースとGoogle スプレッドシートと連携させて・・・◯◯◯したい~」とよく出てきます。このデータ連携を提案しようとすると、”Google Appsの料金(1ユーザー 年6,000円)の範囲内で、データ連携が出来るようにして欲しい”とこれまた無茶言われるため、次のような条件を満たす場合に限り、お金をかけずにデータ連携を行う方法をご紹介しています。

コンセプト:とにかくお金をかけない

条件

  • 高価なデータ連携ソリューションを導入するほど、予算面で余裕がない
  • 営業事務の方などが、売上管理等のデータベースの管理を行っている
  • 社内データベースからGoogle スプレッドシートに対してリアルタイムにデータ連携を行わない

    [Excelをデータ連携ツールに見立てる場合]
    動作確認に用意したもの

  • Windows 7 Professional
  • MS Office 2007(Excelを使用します。)
  • Offisync(MS Office 2003/2007/2010上で作成した、Word, Excel. PowerPointの各ファイルをGoogle ドキュメントに保存/更新するためのアドオン)
  • MyODBC(MySQLとExcelを接続するために導入)
  • MySQL(とりあえず、社内に見立てた同一ネットワーク内の別PCにインストール。)

    動作確認手順
    1. コントロールパネルから[管理ツール]⇒データソース(ODBC)で、MySQLにアクセスするためのデータソースを作成
    2. MS Excelを開き、[外部データの取り込み]⇒[その他のデータソース]⇒[データ接続ウィザード]から、先程作成したデータソースを指定
    3. 対象となるデータベースとテーブルを選択
    4. MS Excelに、選択したテーブルが挿入される
    5. MS Excel上で加工等を行ない、Offisyncを用いて、Google ドキュメントに保存/更新
    6. Google スプレッドシートにて確認

    Sozai20100817
    WindowsとMS Officeを除き、無料で入手することができます。MS Office 2003/2007/2010のユーザー以外に、OpenOffice.orgを利用中の場合は、OpenOffice.org BaseとCalcを利用することで、データ連携ツールに見立てて利用することができます。

    OpenOffice.orgを利用するケースでは、MS Officeのバージョンアップを行なわずに、OpenOffice.orgの導入を検討されている場合においても意外に関心が高いデータ連携方法になっています。

    お金をかけずに、Google Appsの利用を検討されている場合は、ご参考になればと思います。(西川)

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