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PCとスマートフォンとメディアタブレットの出荷台数予測(Sep'11)

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Gartnerからメディアタブレットの出荷台数予測が発表されました(Gartner Says Apple Will Have a Free Run in Tablet Market Holiday Season as Competitors Continue to Lag)。大きく変わったわけでは無いのですが、PC、スマートフォンとメディアタブレットの出荷台数予測をグラフ化してみました。

(出典:Gartner)

Gartnerはメディアタブレットの出荷台数予測を今回も含めて3度発表しています。それを表にしてみました(単位千台)。

Year Sep'11 Apr'11 Oct'10
2010 17,610 17,610 19,490
2011 63,637 69,780 54,781
2012 103,479 108,211 103,425
2013 154,150
2014
2015 326,304 294,093

それほど大きく変わっているわけではありません。ただしOSシェアに関しては、Apr'11時点と大きく違います。相違がある点は、webOSの終了、MeeGoの衰退とMicrosoftが登場しています。

Microsoftの出荷台数が増えていますが、どの程度結果を残すか今のところ分かりません。実際のものはWindos 8のARM版だと思いますが、先日行われたBuildのイベントでは、ARM版はそれほどスムーズに動いていなかったと言われています。ただし、2012年になればCortex-A15系の今よりリッチなCPUの登場やまだ1年近く間があるため修正も行われるでしょう。このため、Microsfot分は今のところ2012年以降のGartnerの予測があっているのか分かりません。

現在のところメディアタブレットの覇者はiPadです。Androidタブレットは成功しているとは言えないかも知れませんが、Amazonが発表するのではないかと言われているAndroidタブレットは面白い結果を残すかも知れません(まだ結果が出ていないのでなんとも)。

また、NVIDIAの高性能なGPUを搭載すTegraや、IntelとGoogleがx86をAndroidに対応の強化などを考えるとAndroid系メディアタブレットの将来はまだまだiOSをキャッチアップする可能性は十分にあると思います。

私はメディアタブレットの主流は、5~7インチになると思っています(どちらかと言えば、5インチのほうが良いと思っている)。iPadが成功しているため10インチが多いですが、使用するケースは10インチは限られることとUltrabookと競合するように思えます(これはかなり分が悪い予想に見えます)。

Gartnerの予測では2015年まではiOSはAndroidに勝っていることになっています。前半戦(2010~2011年)は先行とアプリの差でiOSの圧勝で終わりましたが、2012年以降はMicrosoftの参戦とメディアタブレットで採用されているCPUが大きく変わるためまだまだメディアタブレットのOSシェアの勝負付けは終わっていないと思います。

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