「簡単」「柔軟なプロセス」などでは表現できない「ソフトウエアの人間らしさ」の重要性
Notesの良さをどのように語っていると、なんとなく「ちょっと違うな」という感じになってしまう。 Notesの悪い点を語ると、「そうそう」と思えることが多い。
「全営業状況を受注確度で別に見えるように、、」
「社員や顧客から満足度をアンケートでとって、、、」
「営業からサポートへの支援をプロセス化して、、、」
「契約文書の作成から査閲、承認、ステータス管理までを、、、」
「営業全体で提案書や企画書を共有させたい」
など、ひらめいたことを、その日の内に実現出来てしまうことには、改めて驚かされる。
むき、不向きは、はっきりしている。 高速で伝票を処理するような、高速単純作業にはむかない。 しかし、「人」と「文書、ページ」とその流れにに優れている。 その時に、RDBもアプリケーションサーバーの設定や設計も、とりあえずはいらない。
しかし、 このようなNotesの良さを、
「業務システムの構築が容易」
「柔軟なプロセスを実現」
と表現すると、なんだか少し違うのである。あえて例えるなら、仕事を頑張っている部下に、
「忙しいだろうけど、これを今日中にやってくれない?」
と少し無理な依頼をしたとすると、
出来ない理由をロジカルに言ってきたり、
何のためにそれをやるのかわからない、とのたまったりせず、
「はい、とりあえず、今日中にやれるかどうかわかりませんが、頑張ってみます」
と言って、ほどほどに使えるアウトプットを一生懸命、出してくるような感じで、さらなる要求を出せば出すほど、その若者が育っていく、というような感覚でなのである。
そう、元気で前向きな新入社員や自分の息子に接しているような感覚なのだ。
え?ビジネスやソフトウエアにそんな感覚必要ない?
いやいや、優秀な営業、技術者が持つ、「5つのコンピテンシー」のうちの一つは「製品への愛情、愛着」だ。
これがないなら、あなたは、製品や会社への愛情を持っている人よりも、20%分、能力を失っていることになる。
え? Notes以外に愛情を感じられるものはないのかって?
いや、ある。やっと出てきた。 Lotusなら「Lotus Connections」だ。IBM社内で使いながら育ててきたものなので、多くのIBM社員が感じているいるだろう。