オルタナティブ・ブログ > けんじろう と コラボろう! >

ビジネスとお父さん業のスキルを向上するIT活用術

パソコン入りのバックを盗んだ犯人が返してきた~通勤中のパソコン入りのバッグに注意(2)」

»

 昨日、

「網棚のバッグは固定しよう。~通勤中のパソコン入りのバッグに注意(1)」

で、”私はバックを網棚に置くときに、盗難防止のためにショルダーのベルトを網棚の棒の一本に巻きつけてある。”

と書いたが、これを行うようになったのには理由がある。

 6、7年前だが、パソコンメーカーの私の知人が、電車の網棚に置いたパソコン入りのバッグが盗まれた顛末を聞いていたからだ。(以下、実話です)

<パソコンと定期券の入ったバッグが盗難に>

 彼は1時間近く乗車する電車の中の奥(つまり、車両の四隅の角)に座って、音楽を聴きながら本を読んでいたそうだ。決して寝ておらず、本を読んでいたので周りからも寝ているように見えなかったはずだと言っている。

 彼が自分の下車する田舎の駅に着いて、網棚を見ると、定期券とパソコン、雑誌の入ったバックがなくなっていたのだ。

 電車の一番奥であることと、常に起きていたことから盗まれたとは考えられず、ホームに下りて改札で乗ってきた電車のどこかにバッグを忘れた可能性が高いことを伝え二つ先の駅でその車両を確認してもらったが、やはり発見されなかった。

 改札で定期券が入ったバッグが盗まれたことを話して通してもらい、駅前の交番に盗難されたことを申し出て家に帰った。

 翌日、その鉄道会社の遺失物が集まるところに電話が出たが、もちろん届いていなかったそうだ。 再度、とある東京湾に接する市の警察に行き、盗まれたと思われる場所の絵や状況を書いて盗難届けを行った。

<定期券発見>

 一週間ぐらいたってからのようだが、台東区の仲見世にある人形焼の店員さんから、

定期券を拾ったとの連絡が会社にきたそうだ。 定期券の中に10枚同じ人の名刺があり、それが彼のものだったからだ。

 その人形焼の店員の話では、お寺の境内の近くで拾ったとのことで、雨にぬれてよれよれになっていたが、定期券は使える状態だった。(それ以降、毎年、そのお寺に初詣に行き、その店で人形焼を買っているらしい) しかし、大切なパソコンは見つからなかった。定期が見つかったことを台東区と先の市の警察で報告した。

<パソコンが返ってきた>

 それから数ヶ月たったある日のこと、彼の会社の中でパソコンのメンテナンスを行っている部門から驚くべきメールが来たそうだ。

 「販売店から、お客様がパスワードを忘れたので解除をして欲しいとパソコンを持ち込んできたが、販売店では出来ないからと、メーカであるここに依頼があった。本体番号を照合したところ、会社があなたに支給したパソコンであることがわかりました。パソコンはあなたに戻しますが、販売店にはどのように回答しますか?」

 販売店は、やはり台東区が所在地だった。このタイミングで、犯人を直接、捕まえたいという衝動を抑えられなくなっていた彼は、私に相談してきた。

 次回に続く。 (ごめんなさい。明日続き書きます。)

 続き(1/9 8:00) → http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/2009/10/post-53a4.html

Comment(0)