プレゼンテーション失敗の理由
プレゼンテーションをする機会はとても多いのだが、5回に1回ぐらい「今回は失敗だったなー」と思う時がある。
昨日、ある大学院で「日本で子どもにネットを使わせるにあたり、親や学校は何をすべきか」のテーマでスピーチ&座談会を日本、中国、タイ、モンゴル、トルコの学生(といっても社会人だが)に行ったが、正直、うまく伝えることが出来なかった。
どのようにうまく行かなかったかというと、
「視聴者の興味を最後まで持続させられなかった」
のである。
以前”プレゼンテーションの基礎「PREP編」 でoPREPという手法を書いたが、
・o=オープン(親近感と信頼感を作るためのプレゼンの入り方)
が少し長い
・Pのポイントを3つに絞りきれてい
・Eの例としてテレビ番組の「はじめてのお使い」を使ったが適切ではない
が原因である。
特にポイントを絞りきれていなかったことが大きい。
ポイントは、
・ネットの知識よりも、いじめ、架空請求、誘拐など、現実の世界での問題対応能力を高め、それをネットに応用すればネットの世界での問題も解決できる
・幼少からリビングにネットが使えるパソコンを置いて親子で利用するようにすれば、親子のネットリテラシーは高くなり多くのネット問題に対応できる
・親や先生による規制や監視・管理の強化よりも、子供が悩んだり、トラブルに巻き込まれた時(妊娠した、薬に手を出したなど)に何でも相談してくる信頼関係作りが重要
・フィルタリングやケイタイの利用は意味があるが、子供を守ることには役に立たない
であったが、多すぎたと思っている。この中の一つに絞るべきだったと考えている。
また、参加者は子供を持つ親ではないことも考慮に入れておく必要があったと思う。
「視聴者が何を求めているかを事前に、つかんでおいてポイントを決める」
ことも重要だ。
今週もプレゼンの機会が2度あるが、改めて肝に銘じて臨みたい。
ちなみに、座談会は、私にとってはとても有意義だった。各国のネット事情も聞くことが出来、
「大人が感じるネットの魅力は”コミュニケーション”だが、子供に使わせたいのは”情報の検索・活用”」
だということを改めて認識できた。
Youtubeを家族で使うヒントやセカンドライフが広まらない理由もわかった。
息子がインフルエンザのため、早く帰らなければならず、懇親会に参加できなかったのは残念だった。 女性がみんな可愛く魅力的で、お土産にいただいた「ぺこちゃん焼き(?)」も家族に好評であったのも収穫であった。