クリスマスの約束 ~小田和正というプロ~
昨日の深夜、小田和正の「クリスマスの約束」の放送を見た。 ビデオにとっておいて見るつもりだが我慢できずに深夜1時半まで見てしまった。
歌声を聴いているだけで涙が出てくる。 そんな経験ははなかなか出来ないので、毎年、この番組を楽しみにしている。
6年程前に初めて見たときは、本当に心を打たれた。 小田さんとスタッフが呼んだ有名アーティストは一人も来なかったが、スタッフと小田さんの気持ちも伝わってきた。
一見オヤジ、実際オヤジの小田さんが、プロとしての仕事の姿勢を見せ、語りで笑わせ、歌声で感動させる。 これぞ、本当のプロだと感じたのだ。 今回は、さだまさし、佐野元春との競演もあった。
しかし、最も感動的だったのは、早稲田グリークラブという男性合唱団とのコラボレーションだった。 この合唱団との練習風景の映像から始まった。
合唱団の学生指揮者が指揮すると声が出るのに、小田さんが指揮すると、緊張のためか声が出ない(一般人には違いがわらからないが、、)。
練習をストップして、小田さんが冗談を交えて生徒たちと会話をし、生徒との距離を縮めはじめ、生徒が小田さんのヒット曲にかけて、冗談交じりで「今まで、最も”言葉に出来ない”、ようなことは、どんなことでしたか?」と質問すると、「たくさんあるが、、、、」と言いながらピアノの前に座り、学生の前で「言葉にできない」の弾き語りがはじまった。
学生たちは、その歌声を固唾をのんで、一部の学生は涙をためて聞き入る。 答えの代わりに、プロの技を見せたのである。 そして、会場に画面が戻ると素晴らしい合唱が始まった。 卒業式で学んだ「良識と常識」の時もそうだったが、合唱には本当に感動させられる。
クリスマスにこの番組を見るたびに「いろいろあるが、私はITとコラボレーションの現場のプロとして、これからも自分を高めて、皆に貢献していこう」と決意する。 プロとして極めた仕事が出来ることは、目の前の数字を稼ぐことよりも遥かに遣り甲斐があり、幸せを感じられるからである。
還暦を迎えても、あの歌声。 こんな風に年をとりたいものだ。
今年も、関係する全ての人を、何かのプロとしてとらえてコラボレーションし、みんなに、プロとして働くことの生き甲斐と幸せを感じていければと決意した次第だ。
<関連情報と投稿>
「クリスマスの約束」(ウィキペディア(Wikipedia))
卒業式で学んだ「良識と常識」~堀江被告 実刑判決と経営者像 3
「言葉に出来ない」が挿入されたCM