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外国人ビジネスマンが感じる日本人の「サイレント」

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 日本人のコミュニケーション力の話の中で、セミナーや授業に参加する日本人のイメージとして「4S」という言葉が出た。ご存知の方も多いと思うが、サイレント、スマイル&サーブ、スリープの4Sである。 特にサイレントというものが最も印象的だそうだ。

 私もセミナー講師として話した最後に「ご聴ありがとうとざいます」と言って締めるが、一般には「ご聴ありがとうございました」の意味で使うのが一般的なのだそうだ。 静かに聴くことが良いことだと考えている文化がそこにはある。

 古い話になるが、ビートルズが来日した時に、メンバーは噂に聞いていた日本人と違う熱狂的に叫ぶ姿を目にして、どこの国のファインも同じだと思ったそうだが、コンサートで「Yesterday」を演奏しはじめた瞬間に本当の日本人の姿を見たと語っている。

 熱狂的に叫んでいた会場の若者たちが一斉に静かになり、演奏の弦をはじく音、歌の間の息遣いさえ聞き逃さないように聴き入っている姿が目に入り、メンバーはその姿に感動したようである。

 欧米のビジネスの世界においても最近「傾聴」を重視する傾向がある。

 お客様や部下、上司とのコミュニケーションにおいても、相手が話しやすい質問を短く出して、ひたすら傾聴することで、相手に自分の考えを語らせることで、考え方を整理させ、自発的に行動することを待つという方法がとられている。 その最たるものが部下へのコーチングであろう。

 日本人のサイレントに関してマイナス面として指摘されるのが「質問をしない、意見を言わない」というものがある。

 セミナーや教育の終了時に質問を受ける場面が設けられることが多いが、アメリカのセミナーではマイクに列を作り、英語が下手な人も一生懸命質問している姿を目にする。 私の目からは「質問しながら自己アピール」をしているようにも感じられることが多い。 「私は皆の気がつかないこのような重要なポイントを質問できる能力をもっているんですよ。 皆さん機会があれば私と仕事をしましょう」と表現しているように見えるのである。

 会議中には何も意見を出さず、会議が終わった後に「俺の言っていることを理解していない」「俺の意見はこうだ」「あいつは何を言っているのかわからない」などと言い訳とも意見ともつかないような会話を、こそこそとサイレントに語る日本人を見るにつけ非常に残念に思う。 また、気がつくと自分も同じ事をしており反省することが多い。

 日本人の「傾聴」という意味でのサイレントの文化を大切にしながらも、意見、質問の場では積極的にアピールしていきたいものである。

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