Digital Library
eBooksやAudio Booksなどのデジタルディストリビューションを提供しているOverDriveは、約10年程前から図書館や教育機関などと提携してデジタル的に本などの貸し出しを行っているが、ここ北カリフォルニアでも"NORTHERN CALIFORNIA Digital Library"を開き、現在14の図書館が参加してeBooksやAudio Booksの貸し出しを行っている。
貸し出し形態は、サイトで検索 → BookBagに入れる → 図書館カード番号を使ってチェックアウト、と実際に図書館で本を借りるのとほぼ同一である。各ライブラリーで所有する数(= ダウンロード可能な数)は本ごとに決まっており、その数を超えると先に借りた人が返却するまで待たなければいけなかったりするのも通常の図書館と一緒である。
プロセスで実際と違うのは、ウィッシュリストを利用できること、チェックアウト後にダウンロードして利用すること、貸し出し期間が終了すると自動的に返却される仕組みになっていることである。自動返却してくれるので、うっかり返却期間までに返すのを忘れた時に払わなければならないペナルティーフィーが発生しないところが便利である。
貸し出し期間は、うちの近くの図書館では本は28日間だが、Digital Libraryでは7日間とか14日間など自分で期間を決めることができる。また、借りることができる本のリミットは、図書館では99冊だが、Digital Libraryでは8冊までと限定されている。
Windows、Mac、iPad/iPhone/iPod、Android、BlackBerry、Windows Phone、NOOK、Sony Readerなどのデバイスを利用でき、借りる形式として、
- Adobe EPUB eBooks
- Adobe PDF eBooks
- OverDrive WMA Audiobooks
- OverDrive MP3 Audiobooks
- OverDrive Music
がある。ただし、eBooksを読むときはAdobeのメンバーとなっていることが前提となる。
大きな話題として、つい最近OverDriveとAmazonとの提携によりKindle Books(Kindleデバイス/Kindle app)も可能となったこと。
Amazonのログインが必要だが、Whispersyncテクノロジーも利用できるのでより便利になった。