シリコンバレー発の航空会社 Virgin America
低価格で高品質のサービスを提供することを目的に2007年からサービスを開始しているVirgin Americaは、シリコンバレーに本社をおき、サンフランシスコ空港をハブとしている。
紫を基調とした独特な機内イルミネーション、国内線にしては超豪華なファーストクラス、各シートにあるタッチスクリーンでスナックやドリンクをオーダー、オンデマンド映画、衛星テレビ、機内WiFi、Google Mapsを利用したフライト位置情報、シート間でのチャットなどのサービスで固定客をつかんでいる。
最近では、クルーや地上スタッフの制服をバナナリパブリックがデザインした斬新でクールなものに新調したのも話題の一つ。
ちなみにバナナリパブリックはGAPグループの一つで、GAPもシリコンバレーを発祥としている。
今回、
- 機内サービスのさらなる向上によるサービス面からの顧客満足度向上
- Virgin Americaに搭乗したことがない人がそのフィーリングを体験することによる新規顧客開拓
を目的としたキャンペーン"Experience Campaign"を、サンフランシスコのエージェントとともに行っている。
機内サービスの向上としては、Virgin Americaのフリークエントフライヤーズでもある企業家達(Pandoraの共同創業者、Gilt Groupの共同創業者、アーティストでFacebookの創造戦略家など)による、4,000曲もの音楽を選定して提供(機内でプレイリストも作成できる!)を始めとするデジタル面でのサービス向上や新しいサンドウィッチの企画などを進めている。
まだVirgin Americaを一度も利用したことがない人にそのフィーリングを体験してもらうために、機内WiFiを利用して発信された写真付Tweetを今月末にニューヨークのタイムズスクエアで行われるVirgin Americaのイベントで活用したり、サンフランシスコの地下鉄BARTの乗り換えトンネル内に数100枚の写真を貼ったり。ホームページでインタラクティブに体験できるなど様々な趣向を凝らして進めている。
私は一度だけ搭乗したことがあるが、また乗ってみたくなってきた・・・。