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Amazonロッカー

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AppleやWalmartなどがオンラインショップで注文した商品を実店舗で受け取るサービスを展開していることを先日ご紹介したが、実店舗を持たないAmazon.comは別な形で配送に関するサービスを行っている。

Amazonでは、Amazon専用のロッカーを各地に設置、商品をロッカーに配達して顧客が受け取れるサービス”Amazon Locker Delivery”を1年ほど前から展開している。
ロッカーの設置はシアトル、ニューヨーク、ロンドンの駅周辺から始まり、現在は各都市への展開、かつグローサリーストア、ドラッグストア、7-Elevenとのパートナーシップによる店舗内への設置が急速に進められており、Amazonロッカーの設置場所は全米で50ヶ所以上となっている。


顧客は注文時にロッカー配送を希望すると、実際にロッカーに配送された時点でロッカーを開けるコード番号がEメールで送付されてくる。ロッカー配送の対象として商品の大きさや重さに限定はあるが、ロッカー配送に対する追加課金はなく、配送ミスの低減、家の前に置いていくことによる盗難からの防止にもなっており、顧客からの評判もいいようである。
事実、昨年11月にKindle Fireが発売された時は、箱の外部にKindle Fireと書かれていたので、かなりの盗難があったらしい。

Amazonの観点からすると、顧客満足度の向上のみならず、配送ミスや盗難によるカスタマーサポートへの苦情の低減といった効果もある。


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