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テキストメッセージの利用が減少?

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とかく、アメリカのティーンエイジャーはテキストメッセージが大好きである。
アメリカ全体で一日に発信されるテキストメッセージ数は、2001年は50万件であったのに対し、今年前半の調査ではなんと40億件となっている。

18歳から24歳の年齢層は、一日平均109.5回のテキストメッセージを送受信しているという。
どんな内容なのかは定かではないが、次のようなものもあるだろう。
"Hi"
- "What's up?"
"Did you watch Gangnam Style?"
- "Ya"
"It's funny"
- "Ya"
"Bye now"
- "Take care"
これだけで8送受信、特にSMS/MMSのパッケージを購入していなければ、通信キャリアに払う費用はAT&Tの場合だと1ドル60セントとなる。

ところが、最近の傾向としてテキストメッセージの利用が減りつつあるという。
理由は、スマートフォンやソーシャルメディアなどの普及に伴う、IPを利用したメッセージが増えたことである。
iOSデバイスどおしではiMessageを使えるし、ソーシャルメディアではFacebook MessageやTwitter DM等、スマートフォンのappとしてはWhat'sUpなどがある。(日本ではLineが絶好調のようですね。)

特に昨年からサービス提供されているiMessageの普及はかなり急速で、今では1日あたり10億件以上のiMessageがやりとりされているという。
Mashableが行っているテキストメッセージに関するアンケートでも、回答者の57%がiMessageを利用し、11%はEメールやFacebook Message、Twittter DMなどに変更しているという。

IPベースのメッセージはWiFi環境以外では通信キャリアのネットワークを利用することになり、キャリア側としてはテキストメッセージのマイナス分を補う意味でもスマートフォンのデータプランの見直しをはかっている。

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