タブレットの浸透
NetMarketShareの2011年6月の統計で、iPadからのインターネットアクセスが世界中のウェブトラフィックにおいて1%、アメリカでは2.1%を占めていることがわかった。
これらの数字は今年の3月から10%以上の勢いで伸びている。
今年はTablet Yearになるだろうと年初から予測されていたが、その通りタブレットは確実に生活に浸透してきている。
現在購入できるタブレットは、iPadの他にSamsung Galaxy TabやMotorola Xoomなどがあるが、市場をほぼ占有しているのはiPadで、他の約53倍も利用率が高いとのことである。
iPadに提供しているAppも10万を超えた。
また、Tabletは企業のいろいろな場面でも活用され始めている。
Alaska Airlinesは、パイロットが持ち運ぶフライトマニュアルをiPadに変更した。
今までの紙ベースのマニュアルは約11kgもあったので、わずか600gのiPadへの変更は燃費向上にも役立つ。
見るからに重そうなフライトバッグの代わりに、iPadを持ち運ぶAlaska Airlinesのパイロットの姿を空港で見かけることができるだろう。
American Airlinesは、映画などの機内エンターテインメント用としてSamsung Galaxy Tabを6,000台用意し、東海岸と西海岸を結ぶフライトのファーストクラスの乗客に貸与する。今後は、国際線でも提供していくとのことである。
カナダのOttawa Hospitalでは、医者がカルテに手元からアクセスできるように1,800台のiPadを利用する。
患者の情報、診察ヒストリー、X線映像などをベッドサイドでも確認することができ、また、患者と話した内容や治療法などもiPadから記入する。
US MilitaryでもiPadを活用しており、Marine Corpsではヘリコプターのパイロットが数100もの軍用地図を見るのにiPadを利用し、ArmyではArmyMarketplaceというapp storeを作りappの提供を行っている。